今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

JOJさんのロ〜ングインタビュー:Midnight Rodeo podcast

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10月に2度にわたってアップされたJOJさんのロングインタビューです。

インタビュアーはオーストラリア出身の俳優さんでもあるThomas Armstorong Robleyさん。ご自身のポッドキャストMidnight Rodeoに歌手や俳優の方々をゲストに招いて、毎週ラジオ番組のような雰囲気で更新されているよう。特に多くを語るって感じでもないけど、いい雰囲気で進行させる聞き上手な印象。同じ俳優さん同士だからか、JOJさんも楽しそうにいろいろお喋りされていました。

ただ残念なのはオンラインのインタビューなので、音声があまりクリアではないこと。その上例のごとく一度話しだしたら止まらないJOJさんだしね、ポンコツ英語耳にはハードルがたっかーいのよ(笑)。

というわけでこちらでのご紹介が遅くなってしまいました、ごめんなさい。

ポッドキャストは、全編インタビューではないのですが、前半(episode17)が49分、後半(episode18)が32分あります。私なりにわかったところ、ちょっと面白いなと思ったところだけ書き出してみます。なので断片的なのはご容赦を。全編はぜひお時間のあるときに聞いてみてね。


Part 1

 

パート1の最初は近況やこれまでの道のりという感じかな。

Musical theatre legendって紹介されて、どうやって今のあなたがあるのかっていうような質問。

なんとかこの世界につかまり、留まり続けられたからだよって。お父様に五年の猶予をもらってこの世界に入って、良い学校に入れて、運も味方して、どうにかやってこれた、ずっと支えてくれた奥様のお陰でもあるって。

レミゼではアンサンブルで始まった。出演者全員が同じキャストの一員であり、リードアクターを信頼し尊敬すると言う雰囲気の中で育ってきた感じ。オペラ座には最初からファントムとして参加した。ファントムでは多くを学ばねばならず、戦ってその座を掴んだ、というようなことを言っていて、もうファン歴が長い方は、何度か同様の事を聞かれたことがあるかもね。

 

車の運転と同じだよねって言いながら、母校である演劇の名門校Central School of Speech and Dramaでは俳優としての訓練は十分受けた。でもどうしたら俳優として気に入られるか、とか、保険の知識とかストーカーから身を守る方法まで教えてくれない。週8公演に耐えられる体力と精神力のコントロールとかもねって。色々な事にぶつかりながら一つ一つ身に着けていったってことよね。一朝一夕には成し得ない。

 

20年の間に何度もバルジャンやファントムをやって来て。

主にバルジャンへの答えだけど、今は履き心地のいい靴という感じで、瞬間的にスイッチが入る。Custodianだと思ってやってきた。一時的に自分が預かって守り、また次の世代に役を、作品を引き継ぐ...

私的にはこの心構えというか、こう表現するところが凄く好きなんですよね。バルジャンという役を、Les Miserables という作品をものすごく大切に、大切に思ってる感じが伝わってきて。去年のLes Miz Concertの時も、JOJさんは何度もこの言葉を言っていました。バルジャンという役の守人としてJOJさんほどふさわしい人はいないと思うし、次の世代がお手本にすべきバルジャンだと思う。

 

...BHHの場合、ラストのハイノートまできれいに出すのは大変で、当初はそこに意識がいってしまったけど、芝居ではもうバルジャンは老人な訳で、ディレクターにはきれいな音を出さねばと思う必要はないと言われた。ミュージカルでは歌でストーリーを表現する必要がある。でもコンサートではその一瞬が全て、だからハイノートを出せばいい。オーディエンスは僕にトップCを期待するから。とまあ、僕はそう思うね(爆笑)...

 

(色々あって私も苦笑)

 

 

 

パート1の後半は色々なエピソード。 

レミゼでは銃弾がグラスにあたっちゃった話とか、色々怪我をして、膝にもパッド当てたり。随分前らしいけど、バリケードのシーンで、階段のハッチで背骨から首まで痛めるようなアクシデントにみまわれたとか。(大事にならなくて良かった)

社会の窓の閉め忘れは何度もやっちゃっているみたいだけど、ファントムの時にクリスに手を回して"Floting , falling, sweet intoxication..."って歌っててフッと下を見たら開いてた~って(爆笑)。あとは歌詞忘れエピソード。マントと帽子を被り、その時(多分2003年頃)のクリス、Celia Grahamさんと一緒にボートにスタンバイしていた時(POTOの出待中)に彼女が「ねえ、ジョン、MOTNの歌詞ってどうやって憶えるの?」って聞いてきて、「さあ、わかんないよ」って言ってる間にボートが動き出して…いざ歌おうと思ったら、歌詞が頭からさっぱりと消え去ってた。こっちは顔面蒼白なのにクリスは背中を震わせて笑ってたって。これはだいたい同じことを前にも言っていて、その時はCeliaさんには別のシーンでも聞かれて、やっぱり忘れたって言ってたな。歌詞のことを聞かれたら忘れる暗示にかかっていたのかしら(笑)。

 

 

 

 

 

 

Part 2

 

 


アルバムやコンサートのセットリストはどうやって決めるの?と聞かれて

Music of the Night やBring Him Homeは何度もレコーディングしているけど毎度コンダクター(JQさんね)が手を入れて違うバージョンに仕立ててる。Spotlightだったら、ミュージカル曲、ミュージカル映画の曲、theatrical bent rock music(ドラマ要素のあるロック)とかからって。

ファーストアルバムJohn Owen-Jonesはそれぞれの曲調の移行、流れを意識して作ったし、今もそれは変わらないそうですけど、セカンドアルバムUnmaskedは、収録曲のリストをレコード会社に送ったら、手違いでそのままプレスされちゃったということで、ものすごくがっかりしたそうです。そうだったのねえ~って今更ながらビックリ!

 

 

...コンサートでMusic of the NightやBring Him Homeを歌わなかったら観客はハッピーじゃないよね。例えばI Dreamed A Dreamを歌って、あらBHHじゃないのね、とちょっとガッカリさせておいて、でそのままIDADのラストからキーチェンジしてBHHにつなげるとかって方法をとってる。間違いなくうまくいく...

 

 これ、まさに日本のソロコンでもやってましたよねーw わざとBHHは歌わないよって言いながら、IDADからBHHに移行するメロディのところでウインクしてたわ(笑)


アイアンメイデンのセットリストをお手本にしている。セットリストにストーリーやジャーニーのようなものが出せるようにとも。

 

 


あとは連想ゲームのようなものも。

JOJさんらしいと言えば、らしい答えだわ😂

全部じゃないけどこんな感じ↓
Phantom : privilege , Director: Me , Earl Carpenter: Best mate , Broadway: Dream , Lord Lloyd Webber: much nicer than you imagine , 2020: let’s move on , 座右の銘 ‘Never Get So Busy Making A Living That You Forget To Make A Life’ 「目先の事に捉われて、人生を見失うな」

 


今後の予定は?

コンサートの予定はこの状況下ではどうなるかまったくわからないけど、自分のポッドキャストを持とうと思ってるそうです。来年Alistair Brammerさんと一緒にコメディミュージカルシアターポッドキャストをやる予定だそう。JOJさんとしては、仕事じゃなくて日々の楽しみという感じ、ということらしいですが、これ実現したら嬉しいわ。前にMagic FMで一回だけラジオのゲストDJをされていて、結構いいなあと思っていたので。まあコメディっていう事だと英語力的にもセンス的にも理解できるかちょっと心配だけどもね。Alistairさんは来年6月に「ディファイング・グラビティ・コンサート」で来日予定ですし、日本のファンのリスナーも多くなるかもね。

 

ざっとした雰囲気ですが、とりあえずここまで。

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