今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

JOJさんのThe Christmas AlbumでHappy Christmas ‼︎ 🎅🎄🎁

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I made this album to spread a little a bit of Christmas cheer and maybe put a smile on people’s faces at the end of another tough year. Merry Christmas!  JOJ

 

Happy Christmas!!

今年JOJさんがクリスマスアルバムをリリースして下さって本当によかったですね~!

当初の発表の時ももちろんそう思いましたが、実際にCDを手にして、毎日のようにこれを聴きながらクリスマスの準備や年末の掃除なんかを進めながら、「なんか私、先月より元気に動けてない?」って思っている自分がいます。

コロナですっかり様子が変わってしまってから早2年近く。明けない朝はないから、と我慢や努力を続けてはきたけれど、疲れが溜まって心も停滞しています。

よく言われるように、音楽、歌の力は目には見えないけど、ものすごく心に潤いを、元気をくれるものなんだなあ~と実感しています。勿論大好きなJOJさんの声で聴けるんだから、その効果はさらに何倍にもなっているでしょうけどね(笑)。

話はころっと変わりますが、私はCDとかのブックレット、日本だと大抵ついてくる曲の紹介とか歌詞とか載っているあれね。あれ好きなんですよ、知らなかった曲の背景とか聞き取れない歌詞とか、そういうのが書いてあって、この曲がセットリストに入ってる理由なんかもわかる。今回のJOJさんのCDはUK発売のみだし、そういうのはないんだけど、JOJさんの最近のインタビューを聞いていたら、まさにこれブックレットに載るようなこと話しているよなあって思ったんです。

まあ、インタビューを直接聞いていただければいいわけだけど(笑)、自分のメモも兼ねてわかるところだけでもピックアップしておこうかなと思います。私個人の感想とか、ちょっと余分なことも書いてあるけれど、私的ブックレットだと思ってお許し下さい(笑)。クリスマス前にもっと早くやればいいんだけど、毎度遅くてごめんなさいだけどもw

参考にしたのは下に貼ってあるBeyond The Curtainのインタビューを中心に、沢山あって追い切れないBBC等のインタビュー(笑)。BBCの方は既に過去記事でご紹介済みだし、期間が過ぎると聴けなくなるのでここには貼らないでおきます。下のビデオは字幕を出せる仕様にも出来るので、良かったらご覧になってね。ここに書き出した以外にもクリスマスの思い出なんかも話しています。

 

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JOJさん、次のアルバムについてつらつら考えていた時に、フッと思ったそうです。作っていて自分がハッピーで、みんなを笑顔にしたり、ちょっとだけハッピーな気持ちにさせる、それってクリスマスソングのアルバムなんじゃない?って。ただあまり時間的余裕がなかったので、当初はJOJさん自身が大好きな50~60年代のクラシックなクリスマスソングを10曲ぐらい、ストレートにカバーするアルバムにしようと準備を進めていたそうです。製作期間は約3か月。だから真夏に汗をかきかき雪だ、サンタだって歌ってたって(笑)。

タイトだったのは時間だけじゃなくて、製作費のほうもで、前回はPledgeキャンペーンで資金を集めて作ろうとしたけども、皆様ご存知のように会社の資金流用問題に巻き込まれて大変な損害を負うことになってしまったので、今回は何処にも属さず、完全にプライベートのレーベルで制作・発売することにしたので、コストも諸経費も出来る限り抑えなければならなかったそうです。

このアルバムを収録したのは、ウェールズのAcapela StudiosとロンドンのUmbrella Sound Studiosの二か所。Acapela StudiosはCardiffの郊外にある元教会の建物を利用したスタジオ&コンサート会場で、木造の内装がいい感じですね。

Music venue Cardiff Wales - Acapela Studios

Umbrella Sound Studiosのほうはロンドンの真ん中で、モダンな感じに見えます。

HOME | The Umbrella Rooms

 

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Tracklisting:

The Most Wonderful Time of The Year
Happy Holiday/The Holiday Season

当時の歌手ではビング・クロスビーディーン・マーティン、アンディ・ウイリアムスなんかがお気に入り。その中からJOJさんの声にフィットするものを、と選んだそうです。この二曲は中でも特に好きなアンディ・ウイリアムスの曲から選んだそう。

 今回のアルバムは製作期間もだけど予算もタイトで、前回のフルオケとは違って、少人数のバンド。それにライブっぽさも出したかったのでバンドの演奏もほぼ一発で録る感じ。その上にあとからJOJさんがボーカルをまたまた1、2テイクで録って、まさにライブっぽい仕上がりになったそうです。

華やかな幕開けというイメージで、ワクワク感が刺激されます。 JOJさんの歌声も上等のタキシードが似合うって感じで素敵だし、ジャズ調の演奏も、実際にクリスマスショウに行っているような気分にさせてくれるし。スネアドラムの音が臨場感を醸し出していてカッコイイです。このアルバム、音いいんじゃない?って思ったポイントでもあります。

 

That Holiday Feeling (Featuring Kerry Ellis)

この曲はThe Christmas Albumの中で唯一のデュエット曲で、一緒に歌っているのはKerry Ellisさん。Kerryさんとはずっと一緒に歌いたいと思っていたそうですが、まず収録曲を決めてから、その曲にあった歌手を選ぶというJOJさんのやり方で、いままでの曲とではもう一つ彼女にフィットしなかったそう。今回はいけると思ってKerryさんに電話すると即答でOKしてくれて、収録も本当に楽しくてほぼ一発でOKとなったそうです。

元々はおしどり夫婦で有名だったSteve Lawrence & Eydie Gormeの1964年の作品。元曲も二人の掛け合いが素晴らしいですが、JOJさんとKerryさんのバージョンも大人のカップルの素敵なデュエット。二人が微笑みあって歌っている様子が伝わってきてため息が出ちゃいますねw (ラストの笑い声がいいでしょ?)


Holly Jolly Christmas

クリスマス曲の中から、自分の声にあったものをと選んだ曲の一つとしてあげていました。

間奏の時のMerry Christmas everyone!って言うJOJさんの声や、バックに入っているまるでホームパーティか?って言う感じの声とかが効果音で入っていて、温かい感じがいいわw(クワークさんの声が聞こえたような気がしなかった?)


Santa Claus Is Coming to Town

これはクラシックなクリスマス曲なのに唯一JOJ節を炸裂させているやつね(笑)。

一見普通に歌っていくんだけど、途中でアレっ?って思ったでしょ?JOJさんが我慢できずに歌いながらアハって感じに笑っちゃってて、その直後にほらキタ~って感じでどんどん歌いあげちゃうの(爆)(JOJさんて、なにか悪戯っぽいことを考えたら、やる前に自分が先に笑っちゃうところあるじゃない?アレねwww)


Let It Snow/Winter Wonderland

子供のころから何度も聞いたことがある曲、定番クリスマスソングだと思っていた曲たちが、JOJさんが歌うことで再び輝きだしたって言ったら気障かしらw もうこれが私の最後のクリスマスアルバムになるって言ったら、もっと気障よねえ~www


Lullaby For Christmas Eve

当初10曲くらいのクラシックなクリスマス曲のストレートカバーとして考えられたこのアルバム。途中からクラシックな前半、コンテンポラリーな後半と二部構成にしたそうですが、そうするとこの曲辺りまでが前半と言うことになるのかしら?オリジナルは1964年のJack JonesのChristmas Album。聞いてすぐNew Wordsを思い出しました。あれもJOJさんと息子さんのことかしら?と思うほど情景が浮かぶ曲だったけど、この曲もお父さんがクリスマスイブの夜に子供に歌って聞かせている、そんな優しい男声の子守歌がとっても自然で素敵。JOJさんの優しい声が大好きですw

 

A Child's Christmas in Wales

In my childhood Seaside town,って歌い出しからJOJさんにぴったり(笑)。ウェールズのシンガーソングライターAl Lewisの2013年の作品で、もともとウェールズの詩人Dylan Thomasの短編をベースにしています。この短編はThomas本人の朗読版やBBCのテレビ番組にもなっているようです。詞の途中にはウェールズ語の部分もあります。今回JOJさんはDylan Thomas自身の朗読の音声を、冒頭、曲間、ラストに入れてJOJオリジナルにしています。先にこれを聴くとあまりにしっくり来ているので、オリジナルや今年Gary Barlowさんが発表した同曲にはその朗読部分がないことに、むしろビックリしました。個人的には入ったほうがグッとムードが伝わってくる気がしますw 

A Child's Christmas in Wales, A Story - Dylan Thomas Reading His Complete Recorded Poetry:https://www.youtube.com/watch?v=zFSs2IdDmuU

 

On Christmas Eve

これはあのDelilahを作曲したLes ReedとBill Martinの未発表曲。JOJさんは二年前に亡くなったLes Reedの追悼の会で歌を披露したそうですが、その時に面識のできた彼の娘さんが、JOJさんが今回クリスマスアルバムを制作していることを知って、亡きお父様の引出しの奥に眠っていたこの曲を提供してくれたそうです。詞と今の感覚にギャップのあるところがあったので、許しを得てJOJさん自身が補作詞したそうですが、結果的に大作曲家と並べてクレジットされて光栄すぎて恐縮しているそうです(笑)。

私にとってはこのアルバムの中で一番好きな曲です。静かに歌われているのはごく当たり前の、でもすごく温かいクリスマスの情景。幸せな光景が目に浮かびます。クラシックなクリスマスソングって本当に底抜けに明るくて幸せいっぱいって感じの曲が多いように思うけども、これはその幸せな光景にちょっと酸っぱい感情が混じる。それはメロディのせいかしら?それともこの厳しいコロナ禍で、当たり前のことが当り前でなくなった、そんな思いを誰もが感じているからでしょうか?JOJさんの抒情的な歌い方も相まって、何度聞いても胸がキュッとします。

 

Please Come Home for Christmas

これはやはりJOJさんのクリスマスアルバムの話を聞いたウェールズ友の会wで俳優/シンガーソングライターのSteve Balsamoさんが未発表曲を提供してくれて、彼とJOJさん、それにアルバム後半のアレンジも担当しているBen Robbinsさんの3人で作り上げた曲だそう。


Now More Than Ever

コンテンポラリー・クリスチャン・シンガーソングライターのChris Eaton(Savour's Day)の2020年の曲。この曲があったから、The Christmas Albumは二部構成になった、そのきっかけになった曲だそうです。 アルバムのスタッフの中に以前Eatonと仕事をした方がいて、勧められて聞いたJOJさんは、ぜひアルバムに入れたい!と思ったそう。でもこの曲だけだと他のラインナップからかけ離れてしまうので、再考して他に数曲を選んで二部構成のアルバムとして発表することになったそうです。JOJさん的にはピアノの前奏部分が気に入っているそうで「Coldplayっぽいだろ?」だそうですw

 

Please Come Home for ChristmasとNow More Than Everの二曲はアルバムの中では宗教的な雰囲気がある曲だと思います。クリスマスってJesusの生誕を祝う日だと思っていましたが、同時に大切な人を想う日、それは時として故人を偲ぶ日でもあると、再認識しました。このアルバムがJOJさんの亡きご両親に捧げられているのもあって、しみじみと胸に響きます。

全体的に前半のクラシックパートのタキシードを着てビシッとキメたっぽい声のJOJさんに対して、後半のコンテンポラリーバートは、JOJさんの自然体の声で歌われているような気がします。優しかったり、切なかったり、心揺さぶられるのは後半の曲かな、私的にはですが。皆さんはどの曲がお気に入りかしら?

 

Bonus Tracks:

River

このアルバムの為に歌った新曲だけど、この曲がボーナストラックなのは、他とは一線を画しているからかしら。この曲については特にどこでも語ってはいないんですが、これはJoni Mitchellの1971年の曲。この曲が収録されたアルバムBlueはローリングストーン誌の「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」の2020年版で3位にはいっているそうなので、今でも色あせない名盤の中の一曲ということね。不案内なのに受け売りを書くのはこのくらいにして^^;幸せムードのクリスマスの中で、恋人と別れた一人ぼっちのクリスマスを過ごしている人もきっといるはず。それはとてもつらいことなんだけど、クリスマスアルバムの中に、ちゃんとその人の為の一曲があるって、ちょっとだけ癒される気がします。ピアノ&チェロが奏でるジングルベルはマイナーでやっぱり悲しいけどね。

May Each Day

これは2012年のクリスマスシーズンにJOJさんが初めてシングルリリースした曲ですね。そしてオリジナルはこれもアンディ・ウイリアムスの1966年の曲。「クリスマスにピッタリな曲ではあるけど、いつ聞いてもいいと思う。ファンやサポーターに対する僕からのThank Youの気持ちを込めた曲だから」って、オリジナルの曲紹介で語っています^^


O Holy Night

こちらもオリジナルは2013年のクリスマスシーズンのリリース。厳かな雰囲気から一気に盛り上げて歌い上げるJOJさんならではのO Holy Nightはただ圧巻の一言。共演はthe West End Gospel Choir。

 

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関連記事・インタビュー

Musical Theatre Review | CD Review: The Christmas Album – John Owen-Jones

 

www.youtube.comすごく良いインタビューだと思います。視聴期限がないのもうれしいです。

字幕と再生スピードが調節できます。

 

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The Christmas Album  購入はこちらから

JOJさんのリンク(只今はJOJさんのサイトではCDはSold Out)

John Owen-Jones - The Christmas Album

日本のAmazonでも買えます。(価格は12/24現在) CD:¥2234 MP3:¥1800 Streaming:Unlimited

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JOJさんの公式チャンネルより

www.youtube.com

www.youtube.com

 

それでは皆さま、素敵なクリスマスをお過ごし下さいね🎅🎄🍗🥂💿 

 

そして今日のオマケ🎁

以前のCameoからJOJさんの可愛いエピソードのところだけ抜粋してシェアしました♪

 
 
 
 
 
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