今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

4/23 再びThe Phantom of the Opera #2 (Phantom: Killian Donnelly)

4/23 M&S High Street Kensington (お土産調達w)/ Express Test Westfield Shepherds Bush(出国前72時間以内のPCR検査)/ WE散歩(行きたかったカフェは混んでいて断念)→ The Phantom of the Opera (Phantom: Killian Donnelly)

 

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再びHer Majesty's!!

当初Killianトム(Killian Donnelly)を観るのは、今回のオペラ座観劇の最大のお楽しみでした。でも久しぶりにチケ取りをした時にすっかり感が鈍って、彼のイースターの休暇を調べないで予約しちゃったんですよ。19日はキャストボードを見て一瞬ガーンとなったわけだけど、思いがけず見たJamesトムの美声は素晴らしかったし、ラストは感動的だったし、1回でもいいかな~なんて思ったんですけどね...


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結局は思いなおしてKillianトムを見てよかったです(笑)。というかPhantom…をもう一回見て本当によかったw 実は2015年にJOJトムを何度も見た時、今日はラウル、明日はカルロッタというふうにメインキャストが入れ替わり立ち代わり休暇を取る週がありました。アンダーキャストは皆さんそれぞれに素晴らしくて、見られてよかったなあと思いました。思いがけなかったのがメインの役にアンダーキャストが入ると、その方はまずまずの出来なのに、周りのキャストが間がずれたり、なんだかザワザワして集中できなかったりってことがあったこと。今回も19日はJameトムにではなく、全体の雰囲気が物足りないというか、もう一つしっくりこない感じだったので、本役のKillianトムで観てみようと思ったのです(もう一回観たらって言ってくださったフォロワーさんの一言も背中を押してくれたんですけどね)。
23日のKillianトムの回に行ったら、前回今一つに感じたところがビシッと決まっていてびっくりしました。Killian本人はもちろん良いんだけど、周りが変わりすぎよね(笑)。まあ、それさえも生の舞台の楽しみかもしれないけどもね。


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この日はドレスサークル(2階)下手寄り。でも早々と入場していた私は何の疑いもなくグランドサークル(3階)の席に座っていました。開始5分前になって間違っていることがわかって大慌て!ご存知の方はお分かりになると思うけど、Her Majrsty'sはグランドサークルとストールズ&ドレスサークルは入り口が違うんです。一旦外に出てから再度別の入り口から入場しなければなりませんでした。大汗かきましたがぎりぎりセーフ(汗)。

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f:id:manonpaisley:20220529105153j:image前回とは別の角度からの装飾類。

2012年のEarlトムを観た時はKillianはラウルでした。当時はManonさんに貴族の若様というよりチャラい感じだからチャラウルなんて命名されちゃっていたのが懐かしいですが、そのKillianがファントムだもんねえ~なんて伯母さん目線で見ちゃうw 最近はご家族も出来て幸せそうでちょっとぽっちゃりかなと思ったのですが(失礼)、思ったほどぽっちゃりファントムには見えませんでした。背もあるし、見栄えのするファントムね。(某レジェンドが最初のファントムをやった時くらいかしら?)

ファントムは、彼の本来の音域ではないんじゃないかなという印象だったけれど、すごく上手かった。また途中で高音域に上がっていく時、急に裏返ったり、途中で極端に細くなる人もいるけれど、そこも上手に上げていくというか。イメージとしては曖昧な音がなくて、一音一音丁寧に確認して作り上げていっている感じ。素人が生意気をいうなと思われちゃうかもだけど、ものすごく丁寧な仕事をしているように思いました。努力家というイメージでもあったかな。動きの方は、ところどころにJOJさんを思い出すところもあるし、でもそれよりもちょっと品よくスコットさんっぽいところもある感じで、個性的というよりは色々な人の良いところがミックスしたような感じがKillianトムかなと思いました。

それと表情がとても細かに変わることにびっくり。マスクも以前よりよくなっているのかもしれないですが、遠目でも目線や表情の変化が良くわかって、気が付いたらファントムから目が離せなくなります。

Killianトムは全体を引き締めて、牽引力もあり、見た目もすごくいい。彼の存在感は素晴らしいと思いました。

 

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それ以外のキャストについてもちょこっと。

クリスティーヌ役のLucy St LouisさんはWest End初の黒人クリスティーヌ。映像で見ている時から私は彼女の口元がいいな、笑顔が素敵だなと思っていました。歌も総じて素晴らしかったです。さらに生で彼女のクリスを見て新たな発見がありました。今まで見たクリスティーヌには幼さからの成熟や、悲しみを背負っているイメージを感じることもあったけども、Lucyクリスはそれともまた違う華やかな笑みと複雑な悲しみの表情が入り混じってそこがセクシーに見える時があって凄く新鮮。私までドキドキしました(笑)!

 

ラウルはRhys Whitfieldさん。彼のRaoulは背もすらっとしていて、チャラくもなく(笑)、まっすぐな子爵って感じだけど、そこまではイメージに残らなくて、ある意味でラウルそのものかと(笑)。すみませんw

 

カルロッタ役のSaori Oda(小田沙織)さん。日本人の女優さんがカルロッタ役のプリンシパルキャストになったと聞いた時から、ぜひ見たいと思っていました。カルロッタと言えばどちらかというと大柄でキャラが立ってるイメージでしたが、Saoriカルロッタはほっそりとして綺麗というか可愛いくらいのイメージ。我儘なオペラ座の歌姫をコミカルに演じていて印象に残りました。彼女も表情が豊かで見ていて楽しかった!

 

日本人キャストはもう一人、Yukina Hasebeさんという方がバレエ・コーラスガールの中にいらして、Frozenの子役ちゃんといい、オペラ座のキャストといい、West Endで日系人キャストが活躍されているのはうれしいなあと思いました。

 

 

 

 

 

 

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この日の日記

さていよいよ帰国の準備が始まりました!

午前中はもう一回M&S High Street Kensingtonでお土産調達のラストスパート(笑)。午後は先週予約した出国前72時間以内に受けるPCR検査のために、二駅ほど先の検査機関へ行きました。事前にMySOSアプリをダウンロードしたり、必要書類のアップロードは完了。PCRの結果は私の予約したテストの場合は、翌24日10:00pmまでにメールで受けとることになっていて、その後MySOSにアップロードして受理されていないと、搭乗手続きや日本に入国時のファストトラックなどに使えません。なにしろ初めてのことでどうなるやらとドキドキ。

 

検査の後はそのままHer Majesty'sに行って、もう一回Phantom of the Operaを観ることにしていました。ちょっと早めだけど、WEを散歩しながらMaison Bertaux(メゾン・バトー)を目指しました。ここはロンドン最古のフレンチ・パティスリーで、2013年春にManonさんと行った思い出のカフェです。お店の方も感じが良くて、大きなモンブランと紅茶が美味しかった思い出がありますが、2020年のロックダウンの時は経営が厳しくて存亡の危機を迎えていました。クラウドファンディングで寄付を募っていることを知って、思い出の場所が残るように私も寄付しました。通り沿いにテーブルが出ているのは知っていたので、ファントムの前にお茶でもと思っていたのですが、週末のこの辺りが空いているわけがないですよね(笑)。通りもお店も大勢の人で混雑していたので、今回は断念せざるを得ませんでした。次回絶対にリベンジするわw

そんなわけでそのままHer Majesty'sへと向かったのですが、なにぶん早すぎて入場できない。近くにCaffé NEROやPret A Mangerなんかがあって、以前はよく利用していたので行ってみたけどやっぱり混んでいます。夕方になって冷たい風も吹いて来て、この時ばかりはちょっと切なかったなあ~。でもここまできて危険は冒せないと、一人寂しくHer Majesty'sのまわりをぐるぐる歩いて時間をつぶしていました(涙)。帰国まであと二日だからしょうがないわね。

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(上)久しぶりにリトルコゼットに会えた!(下)High Street Kensington Station → Palace Theatre → Maison Bertaux

 

 

さて次回はいよいよロンドン最終日。Chinderellaを観劇。