今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

Bryn Terfel at 50 - 20th October 2015

イメージ 1エジンバラからロンドンに戻った10月20日は、Royal Albert Hallで行われたBryn Terfelさんの50歳のお誕生日を祝うコンサートに行ってきました。Brynさんといえば言うまでもなくWalesが生んだ世界的なオペラ歌手として有名な方ですが、残念ながら私はまだオペラでは聞いたことがありません。でも2013年にリバプールでのコンサートで、そして春にENOのSweeney Toddでの舞台を観ていたので、今回の渡英時にBrynさんのバースディ・コンサートがあると知って、迷わず行くことに決めました。かねてからの憧れのRoyal Albert Hallが会場でもあるしね。その後うれしいことにJOJさんの出演も決定し、とても楽しみにしていました。



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South Kensington駅から会場へ向かう途中でも、熟年カップルが続々とRoyal Albert Hallの方へ。会場へ到着すると、皆さん今日のコンサートをとても楽しみしていらしたのでしょうね。古参のファンと思われる大先輩の方々がにこにこ、わくわく顔であちらこちらでお喋りされていました^^。私の席は3階上方だけど舞台正面。舞台はず~っと遠いですが、音は素晴らしかったです。



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コンサートの進行はやはりWales出身の俳優、
Michael Sheenさん。少しだけWales訛り?なしゃべり口が温かみを感じさせていい雰囲気でした。演奏の合間には、舞台の左右に設置されたプロジェクターに、各界の著名人からのお祝いメッセージビデオが映し出されていました。(顔ぶれを失念しちゃったけど、Sweeney Toddで共演したEmma Thompsonさん、Rhys Ifansさん...リス・エヴァンス、「ノッティングヒルの恋人」出演、「もう一人のシェイクスピア」主演俳優でBrynさんと同時期にギルドホール音楽演劇学校に通っていた...のもありました)

イメージ 4前半で印象的だったのは
Nessun Dorma, (誰も寝てはならぬ)を歌ったオペラ歌手のAleksandrs Antonenkoさん。もうホール中が息を殺して、聞き入っていました。BrynさんとDanielle De NieseさんがデュエットしたQuanto Amoreもコミカルでとても楽しかった。って、私が印象に残っているのを上げていたら、こちらのサイトにピックアップされてるのと一緒。皆さん同じ感想だったようです(笑)。


イメージ 5後半に入って、ミュージカル界からは
The Last Midnight(Into the Woods)を歌ったHannah Waddinghamさん。4年ほど前のBBCのFriday Night is Music Nightで素晴らしい歌声を聞いてとても楽しみにしていたので、さっと一曲だけ歌っておしまいなのがちょっと残念でした。もちろん迫力のある歌声でしたけど。さてやっとJOJさんの登場。Les MiserablesからまずはThe ConfrontationをBrynさんと。まさかこれを生で聞けるとは思っていませんでしたので、大感激でした。続いてBring Him Home。Royal Albert Hallの天井高く上っていくJOJさんの歌声に涙が止まりませんでした。実に実に素晴らしかった!

他にもWalesから男性コーラスグループのOnly Men AloudやハーピストでJOJさんのCDでも演奏しているCatrin Finchさん、フィドルやギター、アコーディオンなどで伝統的なメロディを奏でるCalanなど、色々なジャンルの演奏や歌が次々と登場。Brynさんご本人もオペラ曲からミュージカル、トラディショナルソングまで、幅広く聞かせて下さいました。

大トリにスペシャルゲストのStingさんが登場。まず最初に
When we dance、続いてBrynさんと名曲Roxanneをデュエット。この歌は2011年にStingさん自身の60歳のバースディコンサートにBrynさんが出演して歌われた思い出の歌。今日はそのお返しというわけですね^^。

最後に出演者と客席、全員でBirthday Songを歌って終わりました。
この空間の一員でいられて幸せと心から思う、贅沢で感動的なコンサートでした。



Bryn Terfel at 50

Bryn Terfel and friends celebrate the singer's 50th birthday at the Royal Albert Hall

Host: Michael Sheen
Coductor: Gareth Jones
Ochestra: Sinfonia Cymru

Set List & Artists:

TCHAIKOVSKY.
Polonaise, from Eugene Onegin
Sinfonia Cymru

GOUNOD
Le veau d’or from Faust
Bryn Terfel

KEEN arr. WILBERG
Homeward Bound
Bryn Terfel, Alison Balsom & Only Men Aloud

MOZART
Queen of the Night aria, from The Magic Flute
Alison Balsom

PUCCINI
Nessun Dorma, from Turandot
Aleksandrs Antonenko

SIMON & GARFUNKEL
Bridge over Troubled Water
Only Men Aloud

Donizetti
Quanto Amore, from L’Ellisir d’Amore
Bryn Terfel & Danielle De Niese

TRAD
*Shanandoah
Bryn Terfel

WILLIAMS
Little Welsh Home
Bryn Terfel

BIZET
Au fond du temple saint, from Les Pecheurs de Perles
Bryn Terfel


-- Interval --


TRAD
Folksong Medley
Calan

TRAD
Basque Folksong
Bryn Terfel & Calan

Tango Solo
Ksenija Siderova

SONDHEIM
The Last Midnight, from Into the Woods
Hannah Waddingham

SCHONBERG
The Confrontation, from Les Miserables
Bryn Tefel & John Owen Jones

SCHONBERG
Bring Him Home, from Les Miserables
John Owen Jones

FLAHERTY
Wheels of a Dream, from Ragtime
Bryn Terfel & Rebecca Evans

JENKINS
Over the Stone, COncerto for 2 Harps & Orchestra, Mvt 6
Hannah Stone & Catrin Finch

SCHUBERT
Litanei
Bryn Terfel & Malcolm Martineau

SONDHEIM
I remember, from Evening Primrose
Bryn Terfel & Daniel Evans

STING
When we dance
Sting

STING
Roxanne
Bryn Terfel, Sting & Ksenija Siderova

WAGNER
Abendlich strahlt der Sonne Auge, from Das Rhiengold
Bryn Terfel


Roxanne by Bryn Terfel, Sting & Ksenija Siderova


Finale


参考:Bryn Terfel and friends celebrate the singer's 50th birthday at the Royal Albert Hall
    Behind the scenes at Bryn Terfel's 50th birthday concert