今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

JOJさんインタビュー記事の粗訳です/2009年12月のウェールズオンラインの記事より(1)

2009年12月のウェールズオンラインの記事の粗訳です。JOJさんがヴァルジャンを務めた「レ・ミゼラブル25周年ツアー」が故郷ウェールズミレニアムセンターで上演されるのに先立ち、リハーサル中で行われたインタビューです。内容が面白かったので、粗訳を載せますね。徐々に追加していきます。
 
今週末、ウェールズで「レ・ミゼラブル25周年記念ツアーがウェールズで上演される。主役を演じるのはウェールズ人であるジョン・オウェン・ジョーンズ(JOJ)だ。リハーサルの休憩中にジョンはカレン・プライスに過去にヴァルジャンを演じた日々に思ったことなどを語ってくれた。
.JOJは濃いブラックコーヒーをすすりながら、椅子にゆったり寄りかかり、幾つかの驚くような話を披露してくれた。
 
「最初に聞いたとき、全然良いと思えなかった。全く好きじゃない、そう思ったんだ。」
 
大ヒットミュージカル「レミゼラブル」のスコアを初めて聞いた時のことを思い起こしながら彼は語った。ブロードウェイからウェストエンドの舞台で主役を演じた彼の言葉はレミゼの熱心なファン多数にとってショックなのは間違いない。特にこのウェールズ人が今ではベストジャンヴァルジャンの1人として認識されていることを考え合わせれば。
 
ヴィクトール・ユゴーの原作を基に1985年にウェストエンドで始まったミュージカルの世界に彼が足を踏み入れ、この役を演じたのは26歳の時だった。その時以来、彼はブロードウェイにも行き、CMの企画した25周年ツアーの舞台にも立っている。この週末にはウェールズミレニアムセンターでも上演される舞台だ。幸いなことに最初にスコアを聞いたときからまもなく、このヘヴィメタファンはレミゼに魅せられるようになった。
 
「ミュージカルの好みが戻ってきた、とその時思ったんだ。」
 
ロックバンドKISSのロゴが入ったTシャツを着たJOJが語る。
 
「僕はソンドハイムがつくるような作品が好きだったからね。最初に2幕のさわりの部分をちょっと聞いてそう思った。だけどその時、クリスマスのためのレコーディングをやらなければいけなかったんだ。で、それはそのままにして台本を読んでみた。そしてこの作品に恋してしまったんだ。当然のことだけどね。」
私がミレニアムセンターのバックステージでJOJにあったとき、彼は午後のリハーサルをちょうど終えたときだった。舞台に再び戻る前に小休憩をとっていたそのときこのインタビューは行われた。
ヴァルジャンはミュージカルの舞台上で一番身体的な演技が要求される役だ。しかし38歳の彼はとても楽々とこの役を演じているように見える。かつて「自分は決してこの大ヒット作品の役を演じることはしない」と誓ったことがあったとしても。
「最初にJVJを演じたのは26歳の時だった。その時思った。もう二度とこの役はやらない。こんなに消耗する、疲弊するような役はもうやらないってね。」
「でも製作サイドから「レ・ミゼラブル20周年記念ツアー」に出演しないか、って言われたんだ。」
「その時ちょうどオペラ座の怪人を演じていた。だけどもう一度ヴァルジャンをやってみてもいいかなと感じていた。今ならもっとたくさんのものを役に投影できると思ったんだ。26才で演じた時から時間が過ぎ、子どもも持つようになって、自分の人生自体も変わったから。」
(2)に続く