今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

6月20日(水)ソワレ「ジーザス・クライスト・スーパースター」/ダメ!これ絶対終わらせちゃダメ!続けて欲しい、ほんとお願い!

記事タイトルに「!」が並んでしまいました。驚いたことに「興行収入がこれ以上改善しない場合は7月1日でクロージング」というニュースが流れたJCS。5月4日にニューヨークに着いたその日に見に行って今回は2回目。もうこれ、素晴らしくよかったです。ミュージカル好きでJCSがキライっていうひとも余りいないと思うけど、ほんとよかったよー。
イメージ 1
ニール・サイモン劇場。本来この期間は「Love Never Dies」にブックされてたんだよね・・文句ないけどさ)
 
現在のキャストはカナダのシェークスピアフェスティバルで最初に上演されたときからのオリジナル。カリフォルニアでの公演を経て今年3月にBWにやってきたわけですけど前回見たときはお目当てのJosh Youngがいなくてちょっと(かなり)がっかりしたせいもあって「まあ、よかったよ」くらいの感想だったんですけど、今回はジョッシュもばっちり登壇。前回頑張ってたアンダーさんには申し訳ないけど、ジョッシュがユダやることで舞台全体が2段階くらいスケールアップしてました。ほんと上手い!最初のOvertureが終わってJoshユダによる「Heaven on their Minds」が始まってすぐ「このひとタダモノじゃない!」って思いました。ほんとぜんぜん違うんですよ。歌の上手さからいったら前回ユダをやったジェレミーさんも遜色がないんだけど、ジョッシュは圧倒的なカリスマ性があるんですよね。ポールさんのジーザスと並んでも見劣りしないどころか、ヘタするとユダに目が行くという。これは意外でした。トニー賞にノミネートされたのも当然ですね。
イメージ 2
             (圧巻のユダを演じたジョッシュ・ヤング。ミステリアスなラブリー系男子ですね♪)
 
しかし何で終わるかなあ。オーケストラボックスは満員だったのに。グッズ売り場は「Buy one, Get one free」になっちゃってるし。いちばん驚いたのはキャストCDをつくっていないこと。何で?凄くいいのに。ほんといいのに。もったいないよ。そういえばALW卿、JOJさんファントムのCDもつくってくれてないですよね。どういうことですか?ちょっと説明をお願いしたいのですけど、と思わず詰め寄ってしまいたい感じですが、ああーもうほんとJCSはBWに残して欲しい。それが叶わないならせめてこの素晴らしい舞台の記憶をCDでもBDにでもいいから残してください、もうほんとお願い!。
イメージ 3
(ほんとこのプロダクション素晴らしい。ジーザスのポールさん、マリアのChilinaさんも。なんで終わるかなあ泣)

で、ジョッシュユダの演技で特に印象的だったのがジーザスに対する「愛」です。I don`t know why he moves me!(なんで彼にこんなにココロを奪われてしまうのかわからない!)のフレーズがこんなにひしひしと聞こえたのは初めてでした。彼がジーザスのほっぺたを両手ではさむシーンとか「愛」があふれてました。そうなんだよね。ここが弱いとJCSのストーリーに深みが出てこないのよ。あくまでも私的な解釈で、ですけど。