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BW「CHICAGO」に米倉涼子さんが登場!/日本人観客がいっぱい来てました/Roxie rocks Japan

7月10日から15日までブロードウェイ「CHICAGO」の舞台に立った米倉涼子さん。14日ソワレに見に行ってきた。客席には日本人と思しき方々がいっぱい、もちろんフルハウス。加えて通常ならTKTSで40%~50%の割引で売られているチケもこの日は20%。前売りがよく売れてたことの証明でもある。それだけ楽しみにしてたひとも多かったのだろう。今回は事前にチケを買うことができなかったので仕方なく私もTKTSの長蛇の列に40分並んで120ドルちょっとのチケをゲット。私的には高かったけどなんといっても日本人女優がBWの舞台に、それも大好きなCHICAGOの主役で立つのだから、MTファンのひとりとして見に行かないわけにはいきません。
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私はもともと評論家という人種がキライだし、そういう眼で舞台を見る習慣も持ち合わせていないので個人的な目線での好き嫌いでしか語れない。米倉さんのロキシーはとてもキュートで、楽しかった。ころころ変わる表情も楽しくて私は終始にこにこしながら見ていた。

もちろんBWの舞台なので歌唱力およびダンスの力量において他キャストとの実力の差は明らかだ。これはもう仕方がない。しかも演目が「CHICAGO」、ダンスで見せるミューなのでキャストの隅々まで上手いダンサーが揃っている。何年も毎日毎日踊り続けてきているキャストもいる。米倉さんが及ばないのはある意味当然だ。それと英語の発音。あれはアメリカ人には聞き取りにくかっただろう。彼女は日本でも同じ役を演じているので「ああ、日本語だったらもっとらくにできるんだろうに、と思った。ビリー・フリンに弁護料金が5000ドルといわれて日本語で「そんな大金どこに落ちてるんだよっ!」と毒づく場面が生き生きとしているように思えたから余計に。

でもそんなこと当たり前だ。彼女は日本の女優なのだから日本語訛りの英語で演じることしかできないだろう。だけど舞台の上の彼女にはオーラがあった。歌唱やダンスは及ばなかったけど、スタイルは全くひけをとってなかったし、なんといっても華があった。あのBWの舞台に立つ資格は十分にあったと私は思う。歌やダンスが上手いだけじゃダメなのもBWなんだから。

客席には日本人観客がたくさん来ていた。中には初めてBWの劇場に来た、という方々も。素敵なドレスを着て興奮気味に話しているシニアのグループもいらした。皆さん、口々に「日本人がこんな凄い劇場に出るなんて嬉しいわよねえ」とおっしゃっていた。そう、わたしもほんとに嬉しかった。