今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

BROADWAY TO THE BAY - 23-24 October 2015


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10/23、24はウェールズの首都CardiffでBROADWAY TO THE BAYに行ってきました。
カーディフのベイアエリアにあるウェールズを代表する劇場の10周年を祝うコンサートですが、今回JOJさんはこのコンサートに歌手としてだけではなく、ステージマネージャーとして参加しました。JOJさん的に初演出ということで足かけ2年くらいこの企画に参加していたようです。

ここは当初からミュージカルがたくさん上演されています。2009-2010年のJOJさんがバルジャンを演じた新演出版Les Miserablesのツアーはここがスタートでした。オペラ座ツアーもEarlファントムで公演していたし、この10年間でその数は50作品以上になるそうです。で、今回は過去の上演作品から選んだミュージカル曲を、えりすぐりの歌手の方々が歌うという趣向。こういうコンサートの常で、JOJさんが歌うのは数曲とは知っていましたが、会場は憧れのWMCだし、JOJさんの初演出だし・・・とカーディフ行きを決めましたが、期待を裏切らない素晴らしいコンサートでした。

オープニングの曲が終わると、舞台の両袖にJOJさんと、Davied Thaxtonさん。タキシードの上からヘルメットと黄色の安全帯をつけ、チェックシートを持って登場。まあ、劇場の管理責任者のいでたちって感じ?安全帯が余裕のデビッドさんに対し、パッツンパッツンのJOJさん。ファントムお休みして一週間位たっているので、うっすらお髭でクマ度もアップ!でもって開口一番ウェールズ訛り全開でご挨拶。二人が掛け合いで歌います。「ウェールズミレニアムセンターにようこそ。・・・上演中はむやみに立ち歩かないように。携帯やカメラもしまってね。ツイッターフェイスブックも禁止だよ。ちょっと、・・・ジョン!」この時のJOJさん、スマホを取り出してセルフィー(笑)。「おや、失敬!」って言う感じでとっても楽しい上演前の諸注意に続いて、本編が始まる、という演出でした。なかなか凝ってる^^;でも、これ前振りなわけだけど、この二人の超絶美声&ハモリが惜しげもない感じで、いや、贅沢でした(笑)。

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@johnowenjones twitter

Part1はTenors of RockのSuperstar、久しぶりに聞いたソフィーちゃんのOver the Rainbow、ずっと以前にWEでカルロッタを演じたこともあり、昨年4月のSerrnryではMrs.ラヴェットのU/SだったShan Cothiさん。彼女は迫力の美声の持ち主で、3Phantomsに出演されたり、ウェールズでTVやラジオのパーソナリティもされています。

JOJさんはMOTNを歌う前に「...このWales Millennium Centreは世界で一番素晴らしい劇場だと思います。あ、ハロー、申し遅れましたが、ジョンです(会場爆笑)。これから歌う曲、僕は世界中で歌ってきました。アメリカ、オーストラリア、日本...でもこの劇場で歌うと、いつもホームに帰ってきたという気持ちになります。」(超意訳です^^;)
ほぼ日本人のいないこの会場で、わざわざ日本って名前を上げてくれたのは、結構嬉しかったです^^。でもあんまり受けなかったと思ったのか、翌日は違うコメントになっちゃってたけど(笑)。(翌日はなんだっけ?あー、この劇場はホームのようです、でも僕はカーディフ生まれじゃないけどね、だったかな?)

各出演者、自分の歌の前後に、このホールの思い出や思い入れを話しつつ、次々と曲が進行していきます。
次はRussell Grantさんのヘアスプレー。ツアーではマイケル・ボールさんが演じてらしたようで、サイン入りポスターが残っていました。
Ruthie Henshallさんは、3年前もカーディフのコンサートで観ました。生舞台は見れずじまいだけど。前回もAll That Jazzは圧巻だったけど、前半のLosing My Mindも大人のムードがいいです。
Pilate's Dream のRhydian Robertsさん。映像では見たことがあったけど、生は初めて。客席が静まりかえる、深みある美声。短い曲なのに聞きごたえ十分でした。(JOJさんとはsomebody to Loveの映像で共演しています)

前半で一番印象に残っているのはデビッドさんのBeing Aliveでした。彼はオリビエ賞受賞で、ジャベールも演じています。私はLove Never Diesのラウルで観ただけですが、、凄い迫力の演技だったなぁ。あらためて見ると、このコンサートでは最初から苦虫を噛み潰したような難しいお顔。なんだか気難しい感じと思っていましたが、Being Aliveが始まった途端、そんなことはどうでもよくなりました。曲の初めはお顔通りの悩み深き感じ、そこから歌い進むにつれての気持ちの変化が実に丁寧で克明。最後は胸が熱くなりました。この一曲、わずか数分でしょうが、お芝居一本見たような充実感って言っても大げさじゃな程の圧巻のパフォーマンスでした。ちなみに彼はあんまりお仕事されないのでも有名らしく(笑)、ファンの方々のお嘆きを聞くこともしばしば。でも今年はここミレニアムセンターでお披露目のオリジナルミュージカル「ONLY THE BRAVE」に主演されるみたいです。共演はやはりこのコンサートに出演されたCaroline Sheenさんなので、この前後に決まったのかしら?

前半最後はKerry EllisさんのAnthem!女性の声でAnthemを聞くのは初めてなので新鮮。いつもはJOJさんのAnthemに慣れちゃっているから、やっぱり好みはJOJバージョンだけど、なんとこの時Kerryさんは間もなく臨月を迎えられる時で、まん丸の大きなお腹で元気に歌っていました。もう、ハイヒールでダ~っと階段も元気に駆け上がっちゃて、見てるこちらがハラハラしました。でも母が歌う母なる大地の歌、Anthem。そう思うとじ~んとしましたけど。客席からは拍手喝采



Part2は指揮者のDavidさんも思い出披露^^
後半はルシーさんとケリーさんの二人舞台。まずはルシーさんのAll That Jazz。Ruthieグリンダ & KerryエルファバのFor Goodは、この曲に特別な思い入れがあるのも手伝って涙が止まりませんでした。二人のおしゃべりも愛がある突っ込みも楽しくて。(ルーシーさんがケリーさんのポンポンのお腹をからかって^^)続いてケリーさんのDefying Gravity!やはりこのパワフルで圧倒的な歌声、これを生で聞けて幸せでした。このコンサートで期待の一曲だったのですが、見事に期待以上のものを聞かせて頂きました。

ラストはLes Miserablesメドレー。
Caroline SheenさんのI Dreamed a Dream。実はすっかり忘れていたんですが、私、彼女のファンテーヌを見ていました(!)ラミンバルジャン&ハドジャベールの時のファンテーヌでした。なんか彼女の名前に憶えがあるなとは思っていたんですが、この記事書きながら調べていてわかりました^^;当時の記憶はないんですが、このコンサートでのIDADは情感がこもっていてとても良かったです。(余談ですが彼女のダンナ様はレミ映画版の工場長役Michael Jibsonさんです)
Bring Him HomeはもちろんJOJさんで。オペラ座出演中ではあるのに、なぜかこのコンサートでは、BHHのほうが沁みたなあ。涙がでそうになるほどあたたかくて、心のこもったBHHでした。
ラストのOne Day More は全員で。JOJバル、デビッドジャベ他豪華メンバー。テナ夫人のパートはルーシーさんだったかな^^? 最後は会場中から口笛&拍手がいつまでも鳴りやみませんでした。

最後にJOJさんがご挨拶をして、Wales Millennium Centreのこの10年を振り返り、祝う今日のコンサート、未来は彼らと共に・・・と、アンコールはRoyal Welsh College of Music and Dramanの学生さんたちと児童劇団の子供たちで。舞台中央に並ぶまだ小学校低学年位の子供たちが誇らしそうに大きな口を開けて歌う姿が微笑ましかったです。以前同じカーディフのSt.David's Hallでのコンサートの時もそうだったのですが、ウェールズでのコンサートではそれこそ第一線のプロと地元のChoir、演劇や音楽専攻の学生、児童劇団などが一緒の舞台に立つ機会が用意されている気がします。一流のパフォーマンスを目の当たりにしながら、発展途上の人達にも惜しみない拍手を送る地元の方々に見守られて。だからウェールズ人はみな歌ウマさんになっていくのかしらね^^。いい意味で洗練され過ぎない、温かさを残した印象のコンサートでした。

このコンサート中、音楽に合わせてダンスを披露してくれたのはRoyal Welsh College of Music and Dramaの学生さん達。ここはカーディフの中心、カーディフ城の隣にある大学で、たしかレミツアーでJOJさんのアンダーだった小熊クリスもここの出身だったはず。(今何してるのかな?)

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Broadway to the Bay Song List

Part1:

Superstar from Jesus Christ Superstar - Tenors of Rock
Somewhere Over the Rainbow from The Wizard of Oz - Sophie Evans
Think of Me from The Phantom of the Opera - Shan Cothi
Music of the Night from The Phantom of the Opera - John Owen-Jones
You Can't Stop the Beat from Hairspray - Russell Grant
Losing My Mind from Follies - Ruthie Henshall
Last Night of the World from Miss Saigon - John Owen-Jones & Sophie Evans
Don't Rain on My Parade from Funny Girl - Caroline Sheen
Being Alive from Company - David Thaxton
Pilate's Dream from Jesus Christ Superstar - Rhydian Roberts
Singin' in the Rain - Royal Welsh College of Music and Drama
Anthem from Chess - Kerry Ellis



Part 2:

Musical medley - The Novello Orchestra
All That Jazz from CHICAGO - Ruthie Henshall
Wheels of a Dream from Ragtime - Rhydian Roberts & Shan Cothi
Who Wants to Live Forever from We Will Rock You - Tenors of Rock
Westside Story Medley - Royal Welsh College of Music and Drama
With You from Ghost the Musical - Lucie Jones
For Good from Wicked - Ruthie Henshall & Kerry Ellis
Defying Gravity from Wicked - Kerry Ellis
At the End of the Day from Les Miserables - The Novello Orchestra
I Dreamed a Dream from Les Miserables - Caroline Sheen
Bring Him Home from Les Miserables - John Owen-Jones
One Day More from Les Miserables - All Casts

Encore: Title unknown
Royal Welsh College of Music and Drama & children
Sophie Evans & Lucie Jones


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Creative/Director: David Mahoney(Music), John Owen-Jones(Stage)
Orchestra: The Novello Orchestra
Conductor: David Mahoney
Soloists:    John Owen-Jones, Shan Cothi, Kerry Ellis, Sophie Evans, Russell Grant, Ruthie Henshall, Lucie Jones, Rhydian Roberts, Tenors of Rock, Caroline Sheen, David Thaxton

Featuring young peoples from Royal Welsh College of Music and Drama
 


参照サイト
Broadway to the Bay Review :  Wales Online
                              Photo  :   Polly Thomas                                         


Broadway to the Bay Ad Video


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Me and my girlsって響きが好き^^ @johnowenjones twitter


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