今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

ネタバレあり!BW Les Miserables 私的感想 3/23~27 (1)

3/23、BW レミ私的初日。前半は違うことに馴染むのが必死な感じで、後半になって、
やっと違いを楽しめる感じになったので、よかったー、ってなったけど、詳しくは
明日見て見ないとわからないな。

でも全員歌うまいし、あえてメロディから外れてセリフっぽく歌っても、
キメのところ、キメの曲はきっちり聞かせる感じだった。

JOJさんのバルジャンは今まで見たバルジャンの中で一番年寄りだった。
もちろんいい意味で。

囚人から市長でグッと、コゼットがマリウスに会うあたりはさらにグッと
老けて、足を時折引きずるし、バリケードでは何かするごとに深くため息をつ
く。だから目に涙を溜めて歌うBHHはホントに心を持って行かれた。

And remember
The truth that once was spoken To love another person
Is to see the face of God!

なんか素直にこのセリフが心に入ってきました。

そういえば忘れていましたが、マリウス担ぎ、引きずり、お姫様だっこ、
すべてこなしていました!

--------JOJバルジャン&BWレミ初観劇直後の感想-----



3/23から27日にかけて、BroadwayのLes Miserablesを観てきました。(ネタバレダメな方注意してね)

レミ観劇歴は決して長くはない私ですが、このカンパニーの素晴らしい所は、リアリティの追及、忠実で丁寧な経年変化による説得力だなあと感じました。

観劇初日は二階席中央からでした。
私の場合は一度は二階席から舞台全景を見渡した方が劇全体の記憶が鮮明に残ります。これを観ずに前方席で何度見てもあとから情景が浮かばないということに。もちろん役者さんの表情や細かな演技も観たいので、この後は徐々に前になるようにしましたけれどね。

レミを上演しているInperial Theaterは舞台に対して緩やかに弧を描くような客席の配置なので、1500名近く入れる劇場なのに舞台がとても近く、また新演出は帝劇でしか観たことがなかったので、舞台がとても狭いなという印象でした。そのせいかキャスト達がとても大きく生々しく見え、存在感に圧倒されました。むしろ一階で観た時の方がこの感じは薄かったかも。

JOJさんに限らずこのBWキャスト、全員本当に歌が上手いし、その点でも存在感がありました。WEのオリジナルとも日本で観た新演出とも違うと特に感じた点は、それだけ歌が上手いにも関わらず、あえてメロディから外れてより台詞に近い表現で歌う部分が多かったこと。中ではJOJさんは一番メロディから外れる事はありませんでしたが、緩急があるというのか、CDに残っている2009-2010年のツアーの録音ほど全体的に早いとは感じませんでした。(あらためて見るとロンドンのオリジナルと新演出、上演時間はほぼ同じなのね。以前からそうだったのかしら?)そして説得力のある芝居を見せてくれつつ、それぞれの役のキメ歌ともいえる一曲は、実にきちんと満足感を味わえる素晴らしい歌唱を聞かせてくれました。

アクションについてもビックリ。私のイメージではバルジャン囚人時代の宿屋で男たちにのされるシーン、バルジャンとジャベールのconfrontation、バマタボアがファンテーヌを痛めつけるシーン他、レミでのアクションシーンってもっと様式的だったように思っていましたが、今回はまるでアクション映画の1シーンといっても大げさすぎない程の緊張感がありました。JOJさんが鎖をジャベール役のヘイデンさんの首にかけて絞めようとする場面、ヘイデンさんが鎖と咽喉の間に手を挟むのが一瞬遅れたら!とか、バマタボアがファンテーヌの顔を蹴り上げる場面は、まるで本当に蹴られたかのようにファンテーヌが吹っ飛ぶので、何度見ても気が気じゃありませんでした。実際SDでファンテーヌ役のAlison Luffさんにお会いすると、額の左側に縦に数センチの傷があり、その上に大きな肌色の絆創膏を貼っていました。細心の注意をしていても、怪我が絶えないのでしょうね。でもそういった俳優さん達の身体を張った体当たりの演技があればこそ、一時も目を離せない緊張感のある場面の連続となるんでしょうね。

(2)に続く



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BWレミ私的初日は二階中央付近から



レミBWの埋込レリーフと記念撮影
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