今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

The Voices of the West End 1/9~1/11鑑賞記(1)

 
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世界中のどこにもないショーを、日本の観客だけが観ることができる...
そんなJOJさんの言葉通り、ここ渋谷のBunkamuraオーチャードホールで現実のものとなった、と言っても決して大げさじゃない。The Voices of the West Endは本当に素晴らしいコンサートでした。
 
各回のセットリストと一緒に簡単なコメント&感想は書きましたが、ここでまとめておこうと思います。
 
 
まずはセットリストから。
 
 
The Voices of the West End - Set List (1/9, 10, 11)
 
 
Act1
 
The Greatest Showman Medley:
The Greatest Showman,
Never Enough,
A Million Dreams,
This Is Me - John Owen-Jones, Hadley Fraser, Ben Forster, Kerry Ellis, Sophie Evans

This is the Moment - John

Anthem (1/9、11)- Kerry

Moving Too Fast - Hadley

Somewhere Over the Rainbow - Sophie

Til I Hear You Sing - Ben

The Music of the Night John, Ben, Hadley

Out Here On My Own(1/9, 10)- Sophie

I Know Him So Well - Kerry, Sophie

Losing My Mind - Kerry

I'll Be There - Hadley

Maria - John

Tonight Quintet - John, Hadley, Kerry, Ben, Sophie




Act2
 
Entracte-Musical Medley

Let It Go - Sophie

Evermore - John

Come What May - Ben, Kerry

I Don't Remember You / Sometimes A Day Goes By - John, Hadley

Who Can I Turn To(1/9, 10)- Hadley

For Good - Kerry, Sophie

Defying Gravity - Kerry

The Prayer - John, Sophie

Gethsemane - Ben

Les Miserables Medley:
Stars - Hadley
I Dreamed A Dream - Kerry
Bring Him Home - John

Les Miserables Epilogue - John, Hadley, Ben, Kerry, Sophie


Encore:
One Day More - John, Hadley, Ben, Kerry, Sophie, John Quirk
 
 
 
 
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The Greatest Showman Medley - John Owen-Jones, Hadley Fraser, Ben Forster, Kerry Ellis, Sophie Evans
(The Greatest Showman, Never Enough, A Million Dreams, This Is Me)
大きな拍手の中、指揮のJohn Quirkさんが登場して指揮棒を上げた途端、シーンと水を打ったような静寂。2000人の会場にウォ~オ~オォオ! Greatest Showmanの第一声が響き渡ってコンサート開始。JOJさん、Benさん、Hadleyさん、Kerryさん、Sophieちゃん、素晴らしいWest Endスターたちの声が重なって重なって、聞いたこともない上質で重厚なハーモニー。JOJさん、Hadleyさん、Benさんのコーラスを従えてNever be enoughってケリーさんは歌うけど、もう一曲目からメッチャ満足してますから(笑)。Sophieちゃんがリードを取ってThis is Meはトリハダ以外の何物でもありませんw
 
 
 
コンニチワ、トウキョウ!(JOJ)
 

This is the Moment - John
ソロ一曲目はJOJさんのThis is the Moment。伸びやかに朗々と、素晴らしい歌唱で言うことなし。今回のオーケストラ・バンドは確かな音色で、安心してJOJさんの歌声を聞ける至福w 指揮がQuirkさんだからすべて飲み込んだ最高の伴奏だしね。実に実に美しいww
 
 
Anthem (1/9、11)- Kerry
続くKerryさんのAnthemは、以前私がWales Millennium Centreで 聞いたのよりさらにエレキギターの音色が際立った、エッジの利いたAnthemだったかなと思う。Kerryさんの歌唱はどれもパンチが利いていて、女性とは思えないような迫力に満ちている。そしてとにかくこの場で歌うことが嬉しくて仕方がない、Kerryさんの満面の笑顔から、そんな感じが伝わってきて、こちらもうれしくなる。二日目はこのAnthemがなかったので、とても残念だったのですが、三日目に無事復活wよかったww
 
 
 
Moving Too Fast - Hadley
HadleyさんのJavert以外の歌を初めて生で聞いた!勉強不足でごめんなさい。でもパンフによるとミュージカルコンサートにはほとんどお出にならないそうですが、今回良く来てくださったと思う。この曲はLast Five Yearsからの曲ですが、詳しいことを知らなくても第一声で素晴らしいって思う。もうのっけからすごくカッコよかったです。初日はちょっと緊張気味だった?身体と声は音楽とコラボして踊り出しそうな程軽快だったけど、お顔はちょっと怖かったような(笑)。日を追って、Hadleyさんらしさ?のようなものが見え隠れするようになった印象w
 

Somewhere Over the Rainbow - Sophie
Sophieちゃんのドロシーは観たことがないんです。初めて彼女の歌を聞いたのは、2014年の初来日の時。まだ21歳で初々しかったけど、その時から歌声は確かだった。その後Lord of the Danceに出演中の彼女をWest Endで観ました。この作品でBroadwayやLas Vegasでもデビューして、2017年にWickedで観た時にはすっかりスターの貫録って感じになっていて、しみじみしてしまいましたw(昔近所に住んでたおばちゃん的な感慨)また来日してくれて本当に嬉しかった。JOJさんをはじめ、大先輩たちのなかでも決して引けを取らない素晴らしい歌声を聞かせてくれました。
 

Til I Hear You Sing - Ben
Benさん、やっと生で観られました!Benさんの歌うTIHYSは瑞々しい感じ。JOJさんのとは全く違うアプローチ。そしてとてもとても丁寧な歌い方。Benさんの気持ちが伝わってくる歌唱でした。Benさんのファントムを観たことがないので、オリジナルのファントムはどんな感じだったんだろう。そこからのこのLNDのファントムなのかな?とか、ちょっと思いを馳せてしまいましたw 初日はちょっとゆっくり目、二日目以降どんどん広がりを感じるようになった気がします。
 
 
 
The Music of the Night - John, Ben, Hadley
Three Phantoms Cocertではおなじみの三重唱。ご縁がなくてEarlさんと一緒のコンサートには行かれなかったけれど、JOJさんがBenさん、Hadleyさんを従えて、日本まで持ってきてくれました。歌の前の自己紹介で、日本初めてのHadleyさんが控えめに挨拶するのを、JOJさんが「Hadleyはマリウスやジャベールをやってて、オペラ座25周年のラウルだったんだよ。そのうちファントムもやるかも」ってさっとフォローしてからの、素晴らしい歌唱。今回のコンサートは、ソロはもちろん素晴らしいに決まってるけど、こういう他で観られない組合せでのデュエット、カルテット、クインテット、コーラスなどが本当に本当に耳福でしたよね。各パートに分かれての三重唱部分なんかもうゾクゾクしたでしょ?
 
こういうコンサートの常で、あまりMCも入らずに歌で綴っていく感じだったけど、Music of the Nightの前では毎日通訳さんを交えてのちょっとしたトークコーナーが。
JOJさんはソロコンの時よりはお行儀よく、真面目に場を引き締めていた感じではあったけど(笑)。初日は緊張気味だったBen&Hadleyも、JOJさんのCD売り込み&自己PR聞いてて、え、そこまでやっていいの?って学習した模様。本来負けず嫌いかどうかはさておき、最終日の紹介ではCD6枚出してるって言うJOJさん、自分は2枚だけど、JOJより10歳若いからまだまだこれから、と強調したBenさんの後を受けて、Benより10歳、JOJより20歳若いとやったHadleyさん!結構お茶目な性格を発揮してた(JOJさんタジタジw)
なんていうか、前向いてお行儀よくしてるんだけど、目だけひと時もじっとしてないわんぱく小僧のようね(笑)。
 
 
 
Out Here On My Own(1/9, 10)- Sophie
しっとりとしたFameからのバラード。Sophieちゃんはどんなジャンルでも歌いこなせる、本当に歌ウマさん。他の方もだけど、何聞いても安定のうまさ、いずれもそん色なく素晴らしいって、より贅沢な気分になりますね。良い曲だったけど、トータル26曲は多すぎたのかな。確かに初日は急いでる感は否めなかった。この曲とHadleyさんのWho Can I Turn Toが三日目にはカットされちゃったのは残念だった。次のI Know Him So Wellと印象がかぶる感じだったのかも。
 

I Know Him So Well - Kerry, Sophie
KerryさんもSophieちゃんもソプラノではないのね。だから今回はPhantom of the Operaとかは無理だったんだけど、逆に心に沁みわたる心地よい声を楽しませてくれた、Chessからのデュエットでした。癒されれるような優しい歌声w
 

Losing My Mind - Kerry
Folliesからの名曲。今までにもたくさんの方の声で聞いて来て、大好きな曲。Ruthie Henshall、Maria Freadman、
NTLiveではImelda Staunton、昨年のJOJさんのソロコンではJQさん(笑)。初日はKerryさんの声ではちょっと若々しい?と思っちゃったの、ごめんなさい。日を追って聞けば聞くほど味わい深い歌唱でした。癖になるw
 

I'll Be There - Hadley
Pirate QueenはClaude-Michel Schönberg &Alain Boublilコンビの作品なんですね。この曲だけはサウンドトラックで予習していました。でも生は何倍も素晴らしかったです。今回お聞きして、Hadleyさんは本当にお上手だなと思いました。なにを今更と思われるかもだけど、伸びやかで良いお声なのはもちろん、どんなタイプの曲も歌えて、癖がないのがクセみたいな感じなのに、背後に情景が見えるほどの表現力。ミュージカル系は観るのも聞くのも、どうしてもJOJさん中心になってしまいがちだけど、こういう素晴らしい方々を連れて、今回JOJさんがこんな素晴らしいコンサートを持って来てくれたおかげで、また新たな体験ができました。
 
 
Maria - John
前の話になるけど、JOJさんのMariaを聞くまで、この歌がこれほど素敵だって思わなかったんですよ。JOJさんのプロモビデオはNYの思い出(2016年のBroadwayLesMisの時)とも重なって余計に思い入れがあるのかもですが。このコンサートでの歌唱は、メンバーのクオリティに触発されたからか、それともこれに続くTonightもあってか、一層熱烈にトニーなのにセクシーすぎる?と思うほど、思い入れたっぷりの切ないMariaでした(笑)。
 

Tonight Quintet - John, Hadley, Kerry, Ben, Sophie
Act1の目玉とも言うべきクインテット
The Jets :Hadley
The Sharks :John
Anita :Kerry
Tony: Ben
Maria: Sophie

男性陣は声の高さが似てる。JOJさんとBenさんは凄く近くて、Hadleyさんがちょっと低いのかと思うけど、元々声域が広いんだとは思う。声が重なると聞き分けられない。さっきまで切ない恋心を歌うトニーだったJOJさん、それとHadleyさんもだけど、この時はめっちゃ悪そうな顔で歌っていて、シャーク団とジェット団になってるのよね。素晴らしい歌を聞きながら、目は毎日悪顔に釘付け(笑)。トニーのBenさんは甘い~声。そこにKerryさんのアニータ、Sophieちゃんのマリアが加わって、まるで本舞台を観ているかのような、それぞれの気持ちを重ねたような、重厚なTonightでした。
 
Act1の終わりのTonight、Act2の終わりのLes Mis、どちらも本当に素晴らしすぎて、すぐにもWest Endで本公演を見たくなっちゃいました。っていっても、ここまでの豪華メンバーは観られないもんね。
The Voices of the West End凄すぎるwww
 
 
 
今回の衣装は、Sophieちゃんはスパンコールいっぱいのシースルーパンツ、グリーンのちょっとセクシーなドレス、ピンクのドレスにジルコンのビジューがついたゴージャスなのやいぶしゴールドっぽいドレス。Kerryさんはシルバーとレッドのキラキラオールインワン、ブルー、ロゼシャンパンのようなスパンコールのドレス、黒のヴェルヴェットのドレス…女性陣は次々とお着替えで目を楽しませてくれました。
 
男性グループは一応着替えてるけど、あんまり印象に残ってないw JOJさんはブルー系のスーツからチャコールのスーツへ着替えてたかな?タイはなし。JOJさんのブルー系とチャコールのスーツは、新調したんじゃない限りRiseの時のビスポークかな?あれは流石に身体にフィットした立体的な美しいデザインだった(おニューだったらゴメンよw)
BenさんHdleyさんも前半はタイ着用(Benさんの紺に白の水玉蝶タイの印象がw)、後半は激しいパフォーマンス用にタイなしだったかしら? 日によっても違ってたみたいだったけど。(もはやあやふやw)
 
 
 
 
(2)に続く
 
 

 

 
 

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The Voices of the West End(ヴォイス・オブ・ウエストエンド)
 
出演:
John Owen-Jones
Kerry Ellis
Hadley Fraser
Ben Forster
Sophie Evans
John Quirk(指揮)
 
1月9日(水)19:00 開演
1月10日(木)14:00 開演
1月11日(金)19:00 開演