4/24 Cinderella the Musical at The Gillian Lynne Theatre
4/24 メールにて陰性証明書受領、MySOSに登録、ファストトラック準備完了/ Tuttons Covent Garden(唯一のレストランランチ、テラス席でも嬉しい) / Cinderella the Musical at The Gillian Lynne Theatre
Gillian Lynne Theatre 若い人が多かった印象。
劇場に入るとお花がいっぱいの素敵なフォトスポットが用意されていました。パンフを持ってセルフィーしていたら、小さな女の子を連れたママが「撮ってあげるわ、その代わり私たちも撮ってねw」って声をかけてくれたので思いがけない思い出の一枚が撮れました(笑)(ここではパンフのみねw)
滞在最後はGillian Lynne TheatreでCinderella the Musicalを観ました。これはおススメされて観ることにした作品。実は自分では現代風の解釈のシンデレラってあんまり食指が動かなかったんです。古いかもしれないけど、私の中では”シンデレラはグリム童話やディズニーのあれだもんね。別の話なら別の名前でいいんじゃないの?”って気持ちがあったから。でもこの旅行中に、人生一期一会、チャンスがあるならなんでも経験してみる方がいいわよって言われることがあったり、「帰国したらなにか新しいことに挑戦してみよう!」と気持ちが動いていたり。小さなことですが自分の中でもちょっとした変化があったので、このCinderella the Musicalで、今回の旅行を〆ることにしましたw
一歩劇場内に入ったら鳥の囀りが響き渡り、夢のように綺麗なセットが…。上は開演前の舞台ですが、とにかくセットデザインがとても美しい!よく見ると子供の頃に絵本を何冊も立てて、ぐるりと丸く囲んでお家にしたことを思い出させるような、折り畳みの仕掛けを開いて立たせた街。そこに七色の光が当たって夢のように見える。
2幕前のステージ
ALW版のCinderellaは自分をはっきり持った女の子。不条理な世の中に強く立ちむかって生きようとしている。女の子らしい柔らかな気持ちもちゃんとあって、王子としてではなくSebastian本人に好意を寄せているんだけど、それは胸の奥に隠している。一方のプリンスチャーミングならぬ、その弟のSebastian王子は、亡くなったと思われている兄の代わりに世継ぎの品格(?)を求められている...んだけどね。
この国ではどうやらガタイが良くて腕っ節が強く、ムキムキの男であることが王の資質であるという事になっているらしくて、母王妃もSebastianにそれを求めるけど、彼はその真反対で、腕っ節は弱くて優柔不断に見えるんだけど、本当は優しくて、思慮深くて人の本質を見るところがある。シンデレラのことも、ドレスもガラスの靴もなくても、そのままの彼女を好きなのよね。
あらすじを書いているとながーくなっちゃうけど、つまりは一つの価値観に縛られず、自分の個性を持って生きること。そしてありのままの自分を認めてくれる人が自分にとってのプリンスorプリンセスチャーミングなんだよというお話、なのかな?
そうだとすると、メッセージは悪くないと思うんだけど…これは少年少女達向けなのかな?それとも大人向け?オトナはこの半裸ムキムキ男集団とパーティピーポーみたいな王妃や義理の姉妹が舞台狭しと踊っていても目の保養的にいいとは思うけどねえ。開演前に会った小さい女の子とママは楽しめたのかな?
若者には一つの価値観に縛られることなく、自分に自信を持って生きていってもらいたい。それぞれに個性があって、それぞれの良さを認める世界であってほしい。そういうテーマだったのかしらとは思ったのですが、私はどうにも部外者感は否めませんでした(汗)。ただALW卿が私よりずっと年長者なのに、新しい作品や考え方に挑戦し続けていることは、本当に素晴らしいなあと思いました。
この日はオルタネイトのGeorgina OnuorahさんがCinderella。Sebastian役のIvano Turcoさんと共に2020年に学校を卒業したばかりの若い方々なので、等身大というか自然な感じがかえってよかったかもという個人的感想。
パントのようなドタバタっぽい話なのにキャストは歌もダンスも超一流でとっても贅沢。私的には継母役のビクトリアさん(Victoria Hamilton Barritt) がお休みだったことが残念でした。彼女が見られることが最後の一押しだったのにね〜w
あとは劇場の作りが通常のWEの古風な感じとは全然違っていて、2幕最初に前方席はググッと回転するので、そこは面白かったですw
後日談:
帰国後の5/1、Cinderella the Musical が6/12でWEでの公演をクローズして、ブラッシュアップしたあと、今度はBroadwayで来年オープンすることが発表されました。驚いたのはこのニュースがキャスト&スタッフの方々にも知らされないうちに、SNSで流れてしまったこと。すでに現プリンシパルキャストから引き継ぐ次期キャストの衣装合わせも終わっていたらしいので、自分の出演する予定の作品のクローズを、SNSで知ったショックたるやいかばかりかと思います。なんとも残念な幕切れになってしまいましたね😥
滞在最後はGillian Lynne TheatreでCinderella を観ました。とにかくデザインがとても美しいし、仕掛けも楽しい。小さい頃から親しんだ話が、全然違う話に生まれ変わってビックリではあるけど、これもいいわ。そのままのあなたが好きって言ってくれる人が、プリンス&プリンセス・チャーミングかも❤️ pic.twitter.com/RITV5cRtP1
— paisley (@paisley3017) 2022年4月24日
この日の日記
午前中にPCRの結果メールが来て無事陰性。ホテルのフロントにプリント依頼のメールを送って、すぐに下に降りたら、例のマットさん(勝手に命名)が既にプリントアウトしてくれていました。仕事早っ‼️🙏 MySOSに登録して、しばらくして受理され、アプリ画面が緑色に。これで無事ファストトラックの準備完了ね👍。
観劇前にTuttons Covent Gardenでランチ。テラス席で広々ゆったりw 今回の旅の唯一のちゃんとしたレストランランチなので本当に嬉しかった&美味しかった‼️ (〇〇さまありがとう😊❤️) テーブルはしっかり間隔が取ってあって、入れ替え時はメニューまで消毒して感染対策万全なお店でした。
マチネ観劇後は帰宅してもまだ外が明るくて、公園では多くの家族連れが遊んでいました。明日は帰国と思うと名残惜しくて、私もちょっとそぞろ歩いたり、ベンチに腰掛けたり。ここで過ごせたいい時間に感謝しつつ、心の中でまたね〜と別れを惜しみました。
ロンドン滞在最終日の夕方。まだ日は高くて、公園内を散歩する人、遊んでいる子供たち。ここで過ごせたいい時間に感謝しつつ、またねっと言ってきました。 pic.twitter.com/qEefaf1oJ2
— paisley (@paisley3017) 2022年4月24日
では次回はこの旅の最終回です。