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5月11日BAM Harvey Theater「The Caretaker」/生ジョナサン・プライスが観られた!(感涙)

5月11日金曜日、まさかまさかの生ジョナサン・プライス!いやーこれは嬉しかったなあ。ブルックリンにあるBAM(Brooklyn Academy of Music)でかなりハイレベルの舞台プロダクションがあるんだよ、とは聞いてましたけどBWとMETで舞い上がっていたわたしがすっかり忘れていました。そうなんですよね。今年の1月か2月にはあのケヴィン・スペイシーが「リチャード3世」を演ったんでした。
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Harvey Theatreは19世紀に建てられた劇場をリノベートしたものでかつては「Majestic Theater」という名前でした。1942年にいったん映画館になって、その後、1968に閉館後、廃墟化。さくねんはなんとジェフリー・ラッシュさんが「狂人日記」に出演したそうです。うう、それ観たかったよ・・T_T。写真ではよくわかりませんけど非常に魅力的な空間です。「Modern Ruin(現代の廃墟)」と称されてましたけどまさにそのとおり。NY界隈Theatergoerの聖地のひとつみたいです。わたしはこの手の空間が異常なほど好きなので、幕間には場内をうろうろしてしまいました。写真のBarコーナーの柱の彫刻はもとより階段の手すりや細工まで見事なつくりで、今後長い期間をかけてリノベーションするそうですけど、これらを残すのはタイヘンだろうなあ。まあぜったいやり遂げると思うけど。そういえばニューヨークってこういう古い劇場がいっぱい残ってるんですよね。アッパーウェストサイドのコロンビア大学をずっと上に上がっていったあたりのエリア(ハーレムよりもっと北)なんかにはかつてオカネモチがいっぱい住んでたので彼らが夜な夜な集っていた豪華な劇場が残っていたりします。もちろん大掛かりなリノベーションがひつような状態ですけど。

「The Caretaker」 at Harvey Theater
Cast:  
Mick        Alex Hanssell
Aston      Alan Cox
Davies    Jonathan Pryce  

「The Caretaker」は1960年にE・Methuenによって書かれた脚本。1960年ロンドン初演。世界20カ国以上で舞台化されてます。資料によるとこの作品は「Tragicomedy(悲喜劇)」という分類にされるようですね。ある日ワーキングクラスの青年アストンがホームレスの老人、デヴィエスをじぶんの部屋に連れてくるところから始まるこのストーリー。セットはアストンが弟と住む部屋。ベッドが二つと料理用ストーブと椅子。棚の上には水差しやコップ。なぜか部屋の中央に新聞紙が山積みされていて、部屋の周囲はガラクタで埋まっている。その後、大きな展開があるわけでもなく、シーンは淡々と進んでいきます。