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MET【Werther/ウエルテル】ヨナス・カウフマンの凄さを改めて実感しましたわ

3月7日(金曜日)@メトロポリタンオペラハウス

いやーーー素晴らしかった。カウフマン凄いわ。昨年ロンドンのソロコンサートで初めて生歌聞けましたが2012年のMET指環「ワルキューレ」で見るのを死ぬほど楽しみにしていた身としては(もちろんチケ買ってたけど病欠されたT_T)やっぱり舞台で彼を見たかったのです。NYタイムズはじめ目を通したレビューはほぼ絶賛という感じの「ウエルテル」。それもごく当然ですわ。歌唱はもちろんウエルテルという役に対する彼のPortrayalがほんっとに素晴らしくて顎落ちました。ラストの自殺シーンなんてもうカウフマン以上に上手くやれるひといないんじゃないか、と思う位に。

そしてAct3のあのアリア(曲名忘れたw)が流れてきたとき胸がぎゅーっとなった。パバロッティさんで聞き慣れてたから。歌の上手さでいったらカウフマンであってもパバロッティには叶わないと思うけどカウフマンの声はなんというか説得力があるんですよね。繊細さももちろん。ひと言でいうと多彩な表現力ってとこかな。他のプロダクションでももっともっと見てみたいけど彼は主に大陸欧州で歌ってるから年に一度がいいとこかな。いやそれでもいい。まだまだこの先も機会はあるだろうし楽しみは長く続いたほうがいい。

キャスト:シャーロット Sophie Koch
               ウエルテル  Jonas Kaufmann
               ソフィー   Lisette Oropesa
               アルバート  David Bizic

構成:
・プレリュ―ド 母の死。悲しむ一族。季節は過ぎる。
・第一幕    バリフの邸宅
・第二幕    Lindenツリーの下で
・第三幕    アルバートの家
・中間劇    クリスマスイヴ
^第四幕    ウエルテルの死

血に染まった白フリルシャツがこんなに似合うひとってちょっといないよね>ウエルテルなカウフマン