The Phantom of the Opera - 私的感想番外編 11/2～11/7
11/2～11/7
さてハーフタームの休暇が終わって、ご家族連れはぐっと減ったかなというこの週。反動でやや空席が目立つかも。お蔭でtktsでお安い席をゲットできたので、それを言い訳にオペラ座通い(笑)。
ただ今週はホリデーに入るキャスト続々。メインキャストではラウルのNadimさんが一週間お休みで、月曜日からアンダーのAshley Stillburnくんが出演。日頃はポーターやソルジャー役の彼は昨年Guidford School of Actingを卒業したばかりで、オペラ座の前はLes Miserablesでアンダーのアンジョルラスを務めていたようです。すでに熱心なファンがいて、この週は彼のファンを最前列中央で何度も見かけました＾＾。SDでも今日は待ってる人が多いなぁと思ったら彼のファンの女子達で、Ashleyが帰ったらささ～っと皆いなくなってしまい、あらあらということに＾＾；
ラウル出演初日はちょっと力が入り過ぎ？と思う所もありましたが、まずまずの出来。むしろ彼が入ったことで、いつもは難なく演じている他のキャストがどうもぎこちないというか、タイミングずれちゃったりして。なんとJOJさんですらPONRで歌いだしをトチってしまった！いや、ここはラウル関係ないシーンだけど、まず失敗したことのないJOJさんなのでびっくりしました。それが火曜日以降はどんどん良くなって、週末をむかえるころには、もう彼がプリンシパルでもいいじゃない？っと思うくらいしっかりとなじんでいるのがさすがでした。タイプとしてはNadimさんと同じ正統派な感じで声量も素晴らしい。プリンシパルとして出演する日もそう遠くないんじゃないかな。
11/5からはさらにカルロッタのMegan Llewellynさんもホリデーに。私は彼女の超自己中なのに、可愛げのあるカルロッタが大好きだったので、とても残念でした。結局彼女のカルロッタはこの後観られなかったしね。アンダーのCharlotte Vaughanさん(いつもはワイルドウーマン）はMeganさんに勝るとも劣らない程の歌うまさんだけど、初日は難なくこなしてはいるんだけど、コミカルさに欠ける。あー、やっぱりMeganさんがよかったなぁとか思っちゃったんですが、彼女もAshleyくん同様、日に日に調整してくるんですよね。もう、ほんとさすがとしか言いようがないわ。
他にこの週はメグとフィルマンが一日づつアンダー。さらに火曜日はいつもはポーター→ライオンマンだったRyan Goscinskiくんがスレイブマスターになって出て来たのには驚いたわ。それもお肌テカテカメイクもお髭も無しで（！）この日はアンサンブルにもお休みの人がいたようで彼は何役も掛け持ち。その後もバレエのシーンの羊飼いの役も、マスカレードの男女半分づつの役もやっていました＾＾；帰りSDで見かけて思わずお疲れ様と言いたかったけれど、不審がられるのがオチ、とやめておきました(笑)。
JOJさんは超ハードな先週を乗り切って、月曜から絶好調でしたが、日を追ってさらに調子が上がっていっているようでした。この週、あらっと思ったのは、Beyond the lake以降のシーン。日によって、相手役によって微妙に違っている。特にCelindeさんとの場合、どちらが先ともいえず熱さ激しさが増した結果の演技という感じで、昨日こうだったから今日も同じという感じではなかったというか。これがアドリブなのか、それとも日々二人の間での打ち合わせがあっての事なのか、そのあたりは謎ですが、毎日違う演技だったことだけは確かでした。
特にこの週からクリスが
...The tears I might have shed for your dark fate grow cold, and turn to tears of hate...
と歌う場面、ファントムはオルガンの前でそのセリフを言うな、言わないでくれというような演技が加わりました。このあたりからもうファントムの劣勢が際立つというか、口では強い言葉で攻めておきながらも、どんどんファントムが追い詰められていくのがわかる。POTOからMOTNへかけてがクリスを手に入れた優越感と自信にあふれていただけに...見ているこちらの方が胸が痛くなりました。
この週最終日の11/7は私的に今回の観劇のベストとも言える日でした。
マチネはGrand Circleでしたが、思わずおおっとなるほどオケが素晴らしい。そして何よりもMOTN、JOJさんの声が伸びきる最後のところまでsoar～！も、be～～～！も、ぎりぎりのところまで伸ばし切ってくれていました。もう私の息は止まりそうになるわ、涙は止まらないわ.........。
ソワレはStalls最前列だったので、オケボックスをのぞくと、いつもとは違うコンダクター。なるほどと思いました。彼はPONRでも、You have come here...のJOJさんの歌い出し、すっと息を吸う時の胸が上がる瞬間にまで目を凝らしてタクトを振っていました。感動！！！名前はわからないけどこの日のコンダクターさんに感謝。実はMOTNの伸ばし具合、新演出の時よりもほんのちょっとだけ不満だったのです。あの時のコンダクターさんは本当にJOJさんの呼吸をよく心得ている方だったから。俳優さんの演技にさらにベストなオーケストラの演奏が加わって、忘れられない一回になりました。不思議なことに、この翌週から、いつものコンダクターさんでもかなりこの部分が良くなっていたのはどうしてだろう。まあ、良くなった分にはいいんだけど＾＾。
この週のSDでは、偶然お隣になった生舞台初めてのご夫妻と意気投合。先週から観ているのでキャストの顔も大分わかるようになっていたので、彼女がサインをもらうのをお手伝いするはめに(笑)。もう何度も見ているの？っと聞かれて、はあ、まあ、先週から滞在しているので＾＾；と照れながら答えると、いいわね～、私もそうしたいわ～と彼女。そうだよね、イギリスに住んでたって、そうそう通えるわけじゃないもんね。
そうこうしている間にやっとファントム登場。先週のお疲れも癒えたからか、お休み前の調子に戻ったのか、JOJさんも調子がよさそうで、SDでもにこにこと機嫌よくファン対応されていました。
Emmiさんのはこの週じゃないけど、一緒にアップ(^^;;
さてハーフタームの休暇が終わって、ご家族連れはぐっと減ったかなというこの週。反動でやや空席が目立つかも。お蔭でtktsでお安い席をゲットできたので、それを言い訳にオペラ座通い(笑)。
ただ今週はホリデーに入るキャスト続々。メインキャストではラウルのNadimさんが一週間お休みで、月曜日からアンダーのAshley Stillburnくんが出演。日頃はポーターやソルジャー役の彼は昨年Guidford School of Actingを卒業したばかりで、オペラ座の前はLes Miserablesでアンダーのアンジョルラスを務めていたようです。すでに熱心なファンがいて、この週は彼のファンを最前列中央で何度も見かけました＾＾。SDでも今日は待ってる人が多いなぁと思ったら彼のファンの女子達で、Ashleyが帰ったらささ～っと皆いなくなってしまい、あらあらということに＾＾；
ラウル出演初日はちょっと力が入り過ぎ？と思う所もありましたが、まずまずの出来。むしろ彼が入ったことで、いつもは難なく演じている他のキャストがどうもぎこちないというか、タイミングずれちゃったりして。なんとJOJさんですらPONRで歌いだしをトチってしまった！いや、ここはラウル関係ないシーンだけど、まず失敗したことのないJOJさんなのでびっくりしました。それが火曜日以降はどんどん良くなって、週末をむかえるころには、もう彼がプリンシパルでもいいじゃない？っと思うくらいしっかりとなじんでいるのがさすがでした。タイプとしてはNadimさんと同じ正統派な感じで声量も素晴らしい。プリンシパルとして出演する日もそう遠くないんじゃないかな。
11/5からはさらにカルロッタのMegan Llewellynさんもホリデーに。私は彼女の超自己中なのに、可愛げのあるカルロッタが大好きだったので、とても残念でした。結局彼女のカルロッタはこの後観られなかったしね。アンダーのCharlotte Vaughanさん(いつもはワイルドウーマン）はMeganさんに勝るとも劣らない程の歌うまさんだけど、初日は難なくこなしてはいるんだけど、コミカルさに欠ける。あー、やっぱりMeganさんがよかったなぁとか思っちゃったんですが、彼女もAshleyくん同様、日に日に調整してくるんですよね。もう、ほんとさすがとしか言いようがないわ。
他にこの週はメグとフィルマンが一日づつアンダー。さらに火曜日はいつもはポーター→ライオンマンだったRyan Goscinskiくんがスレイブマスターになって出て来たのには驚いたわ。それもお肌テカテカメイクもお髭も無しで（！）この日はアンサンブルにもお休みの人がいたようで彼は何役も掛け持ち。その後もバレエのシーンの羊飼いの役も、マスカレードの男女半分づつの役もやっていました＾＾；帰りSDで見かけて思わずお疲れ様と言いたかったけれど、不審がられるのがオチ、とやめておきました(笑)。
JOJさんは超ハードな先週を乗り切って、月曜から絶好調でしたが、日を追ってさらに調子が上がっていっているようでした。この週、あらっと思ったのは、Beyond the lake以降のシーン。日によって、相手役によって微妙に違っている。特にCelindeさんとの場合、どちらが先ともいえず熱さ激しさが増した結果の演技という感じで、昨日こうだったから今日も同じという感じではなかったというか。これがアドリブなのか、それとも日々二人の間での打ち合わせがあっての事なのか、そのあたりは謎ですが、毎日違う演技だったことだけは確かでした。
特にこの週からクリスが
...The tears I might have shed for your dark fate grow cold, and turn to tears of hate...
と歌う場面、ファントムはオルガンの前でそのセリフを言うな、言わないでくれというような演技が加わりました。このあたりからもうファントムの劣勢が際立つというか、口では強い言葉で攻めておきながらも、どんどんファントムが追い詰められていくのがわかる。POTOからMOTNへかけてがクリスを手に入れた優越感と自信にあふれていただけに...見ているこちらの方が胸が痛くなりました。
この週最終日の11/7は私的に今回の観劇のベストとも言える日でした。
マチネはGrand Circleでしたが、思わずおおっとなるほどオケが素晴らしい。そして何よりもMOTN、JOJさんの声が伸びきる最後のところまでsoar～！も、be～～～！も、ぎりぎりのところまで伸ばし切ってくれていました。もう私の息は止まりそうになるわ、涙は止まらないわ.........。
ソワレはStalls最前列だったので、オケボックスをのぞくと、いつもとは違うコンダクター。なるほどと思いました。彼はPONRでも、You have come here...のJOJさんの歌い出し、すっと息を吸う時の胸が上がる瞬間にまで目を凝らしてタクトを振っていました。感動！！！名前はわからないけどこの日のコンダクターさんに感謝。実はMOTNの伸ばし具合、新演出の時よりもほんのちょっとだけ不満だったのです。あの時のコンダクターさんは本当にJOJさんの呼吸をよく心得ている方だったから。俳優さんの演技にさらにベストなオーケストラの演奏が加わって、忘れられない一回になりました。不思議なことに、この翌週から、いつものコンダクターさんでもかなりこの部分が良くなっていたのはどうしてだろう。まあ、良くなった分にはいいんだけど＾＾。
この週のSDでは、偶然お隣になった生舞台初めてのご夫妻と意気投合。先週から観ているのでキャストの顔も大分わかるようになっていたので、彼女がサインをもらうのをお手伝いするはめに(笑)。もう何度も見ているの？っと聞かれて、はあ、まあ、先週から滞在しているので＾＾；と照れながら答えると、いいわね～、私もそうしたいわ～と彼女。そうだよね、イギリスに住んでたって、そうそう通えるわけじゃないもんね。
そうこうしている間にやっとファントム登場。先週のお疲れも癒えたからか、お休み前の調子に戻ったのか、JOJさんも調子がよさそうで、SDでもにこにこと機嫌よくファン対応されていました。
Emmiさんのはこの週じゃないけど、一緒にアップ(^^;;
