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I Love Musicals in 日本武道館(7/7)

更新がすっかり遅くなっちゃいましたが、7/7、日本武道館で行われた「I Love Musicals」(昼の部)に行ってきました。Peter Jobackさんが中心となって、世界各地で公演されているこちらのコンサート、日本では初めての開催です。出演はPeterさんの他、Norm Lewis、Ramin Karimloo、Sierra Boggessの皆さん。日本からはゲストとして新妻聖子さん。



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セットリスト
変更がありWhy Good Why?はRaminさん、Last Night of the WorldはPeterさんが歌われました。

今回の出演者、実はPeterさん以外の海外キャストは全員生の舞台を観たことのある方々でした。PeterさんのことはWEでファントムを演じられている時は、それほど見たいとは思わなかったのですが(失礼)、BW出演中の音源を聞いたり、トニー賞の授賞式でのパフォーマンスを見るにつけ、一度は生で見てみたいなと思うようになりました。今回のI Love Musicalsは彼の発案で開催されるようになったコンサート。彼の「自分たち舞台の上の人間も、客席の皆さんも、みーんなミュージカルが好きなんだよね!だから一緒に楽しもうよ」そんな気持ちがよく現れた、ホットなコンサートでした。

全体的な印象としては、初武道館のコンサートなので、他との比較はできないのですが、あれだけの人数が入る会場で良く見えたなと思いました。それに映像と照明の使い方がおしゃれだったな。照明は折々光のシャワーが舞台から客席に流れ込んできて、一緒に楽しもうねっというメッセージが伝わってくる。ゴージャス感あって、来てよかったなと思わせる演出。これ大事だと思う。

キャストのおしゃべりはまあ字幕が出るから支障はないけど、特に最初の方は自分たち同士で喋ってる感があってもう一つ。もう少し客席を巻き込んで欲しいかも。会場広いから難しいとは思うんだけど、そこをひとつ(笑)。まあ、後半にかけて段々なじんでる感じだったので、二回目はさらによくなったかもしれませんけどね。

初Peterさんの印象はおしゃれで、すっごく魅力的な方。絵になるってこういうことねって感じ。彼は最初の自己紹介のところで、小さいころいじめに合った話やミュージカルが好きで、沢山の人と大好きなミュージカル曲を一緒に楽しみたい、理解を深めたいと思ってこのコンサートを企画したって言ってました。まさにそんなコンサートになってて納得。

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もう大分時間が経っちゃたし、このコンサートを生でご覧になった方もたくさんいらっしゃると思うので、個々の印象はざっくりと、好きな曲や特に良かったと思ったところを。

Peter:Last Night of the World(with Seiko)、Willkommen(Cabaret Medley)、Gethsemane
Peterさんでは、なんといってもCabaretがよかったなあ。もう鳥肌が立ちました。もっと歌って~っというところで終わったのが残念。Gethsemaneは今まで見たことがあるジーザスとはまた違うイメージで、これも見てみたいなっと思わされる感じ。

Ramin:Why Good Why?、Tonight Medley(with Sierra)、Phantom of the Opera
Raminさんはどれももちろん素晴らしいんだけど、今回は特にSierraと一緒だとこうも素晴らしいのかと思わされました。相性がいいんでしょうね、彼女と一緒だとTonightでもそうだけど、Phantomも光り輝く様で(笑)。ご本人もとっても嬉しそうだしね。その気持ちが出るんでしょうねw

Norm:Out There、All I Care About(Chicago Medley)
ノームさんは、あえて言わせてもらうならファントムやジャベールじゃない役で見てみたいです。今回好きだったハンチバックの曲もビリー・フリンも、とっても良かったしお声も素晴らしかった。いつかそれらの役でぜひ見たいと思いました。(2011年WEで見たジャベールのニコリともしない感じよりすっごく素敵でした^^)

Sierra:Part of Your World、Cabaret(Cabaret Medley)、Phantom of the Opera、Love Never Dies
この日の女王様と言っても過言ではないですよね。とにかくすべてが素晴らしいんだけど。アリエルはまるでディズニーアニメから抜け出て来たようだし、一転して妖艶網タイツ姿でキャバレー、POTOで当然圧倒。この時のシエラのドレスはワンショルダーのヌードカラーで、あれっと思っていたんです。クリスティーヌなのに白じゃないのねって。でも彼女はこの日Love Never Diesのクリスティーヌだったんですね。Raminと二人で作り上げたWE版Love Never Diesで、この歌を歌うシーンでクリスティーヌが着用していたのと同じ色のドレスには特別な思い入れがあったのかな、などと考えていたら、自然と涙が出てきちゃいました。

Seiko:命をあげよう、All That Jazz(Chicago Medley)
聖子ちゃん、渾身のキムでした。このメンバーの中でも少しもかすむことのない堂々とした歌いぶりがさすが。まさか彼女のヴェルマ・ケリーを見られるとはね。身体は小さいけど、貫録さえ感じさせる歌はもっと聞きたかったなあ。

Sierra&Seiko: Westside Story、Chess、
二人のエネルギーがぶつかり合う感じで、二曲とも素晴らしかった。この二人はシエラのアリエル、聖子ちゃんのキムもそうだけど、5分間の芝居を見るようでした。

Cabaret / Chicago Medley
今回は全体ではこれが一番好きでした。皆さんがどれほどうまいか、これ聞いただけで納得でした。お願いだから、今度はさわりだけじゃなくて、もっと聞かせて(笑)。

3 Phantoms: Music of the Night
もうコメントが尽きたという感じ。これ聞かせてくださってありがとうございました。短いけど至福の時間でしたw

All of Cast:  Les Miserables Medley
ノームさんのStars、ラミさんのBring Him Home、どちらも懐かしく聞きました。また聞けて良かった。聖子ちゃんのエポは初めて。ラミさんの(ちょっといっちゃってるw)アンジョは25周年コンサートを思い出させるしね。その他シエラ&Peterさんなんて、ほんと、申し訳ないほど豪華なOne Day Moreでした。


そして〆はYou'll Never Walk Alone
この曲はいろいろなところで聞いたなあ。ちょっと思い出しても、日本で数回、リバプールカーディフでも。コンサートの〆に本当によく歌われているけど、何度聞いてもしみじみと心に沁みる曲です。