今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

「Betty Blue Eyes」 is closing early、on Sept. 24/BROADWAYはどうなんだろう

この前の記事でも書いたとおり、まだ6ヶ月しかRUNしていない「ベティブルーアイズ」が客の不入りが原因(50%程度だったらしい)で9月にクローズすることになった。豪腕プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュさんの肝入りの作品で、レビューもいいし、評判も上々だったのに客が思ったように集まらなくて急遽打ち切りになったらしい。
キャメロンさんによると「客は景気後退の影響もあってレミゼオペラ座のように「安全な作品」しか観ない様になっている」とのこと。
 
うーん、なるほどね。確かに観光客がロンドンに行って「よし!ミュージカルを見よう!」って思ったときに選ぶのはやっぱりレミゼオペラ座といった長年上演されてる作品になるでしょうね。それはわかる。もともとのミューファンならがっつり腰をすえていくつも観るけど、ふつうは1つ2つ見ればONでしょう。限られた滞在日数だろうし。でも同じような観光都市、ミュージカル目玉の都市ニューヨークはちょっと違う状況みたいです。
 
「Broadwayworld」の記事によると先週末の興行成績のベスト3は「WICKED」「LIONKING」そして「SPIDERMAN TURN OF THE DARK」。それに「BOOK OF MORMON」「HOW TO SUCEED IN BUSINESS」「WARHORSE」が続いてる感じです。まあこういったランクは劇場の大きさにもよるので一概には言えないけど、上記の作品は稼働率もほぼ100%に近くて、WARHORSEやBOM、HOW TO・・なんてほぼ毎日完売だそうです。
 
これを見るとわかるようにライオンキングやWICKEDは別としても多くの客を集めているのは新作ばかりです。昨年辺りからとにかくブロードウェイは盛り上がってて、若い観客から眼の肥えた年配層までシアター街は毎夜大賑わいだとか。
 
私自身は何といってもJOJ,さんやRaminさんやKillianさんが舞台に立っているWEST ENDのほうが断然好きですけど、イチミュージカルファンとしてはやっぱりWEの状況より、ブロードウェイのほうが好ましいです。だって新作に客が集まらなかったらどうするの!レミゼオペラ座は確かに素晴らしい作品だけどそればっかり観るわけにはいかないでしょ、ふつうは。(ふつうじゃないひともいっぱいいるけどさ^^;)
 
とはいえ、来春のWEST ENDには長年の憧れ「CHESS」がやってくるし、Raminの新作「フーディーニ」も予定されてるし、夏にはオリンピックが開催されるから観光客は凄い数でWEにもいっぱい来るだろうし、心配するには及ばないでしょうけど、良い作品なのに客が集まらないという状況からは抜けないと絶対にダメでしょうね。客が集まらないと俳優や舞台関係者は生活していけなくなる、結果として数が減ってしまう。そしたら確実に作品の質も落ちるからね。そんなの絶対イヤです。うん!私もWEに行ったらできるだけ新作を見るように心がけなくちゃいけないな。でもJOJさんのオペラ座が終わってからにさせてね。