「オペラ座の怪人」の25年間/「The Phantom of the Opera」 lasts 25 years, and more!
今朝、ツイッターのニュースでロンドンHer Majesty劇場の「オペラ座の怪人」が25年間で観客数1300万人、全世界の興行収入は約56億ドル(およそ4400億円)に及ぶと知ってしみじみ感じ入ってしまった。本当に凄い作品なのだな、と。2004年に作られた映画版は余り大きな成功に至らなかったが、それでも世界興収は100億円は軽く超えてたはずなので、現在のショウビズ界というかミュージカル界の中ではダントツに凄い実績を上げている。
個人的にはこの作品はかなりアブないというか、ダークで深遠なテーマを持った作品だと思っているけれど表面的には醜い怪人と若い歌姫の成就できないラブストーリーという大変わかりやすいというか売りやすい物語だし、ALW卿による圧倒的に美しい楽曲、格調高い詞とマリア・ビョルセンの手による耽美的な舞台美術、そして初演キャストの圧倒的なパフォーマンスが合わさったことで世界的な名声を確立した。私自身も20数年前にロンドンで初めて観た時から今に至るまで愛し続けている。多分これからもずっと。
10月1日と2日にはロンドンのロイヤルアルバートホールで25周年記念コンサートが開催される。
来年は新演出のツアーも英国内で予定されている。新演出のツアーキャストは全オーディション選出で来年1月から4週間リハーサルを行って3月からPlymouthを皮切りにツアーが始まるとか。英国内ではまだまだその地位は健在だ。
でもブロードウェイではどうなんだろう。時々Weekly Grossをチェックしてみるが興行的には低迷が続いている気がする。もちろん低くはないけれど一時の勢いはない。朝のニュースショーにファントム役者が出てきて歌ったりしているみたいだけど・・。
以前の記事にも書いたけど今のブロードウェイは圧倒的に新しい作品が興行的に強いので逆にロングランはひとが集まらなくなってるのかなあ。なんだかんだ言ってもBWは地元の観客も多いしね。同じ作品を何度も観たりしないのだろう。私自身、オペラ座以外はそんなにリピートしてないですから。
BWで「オペラ座の怪人」の上演が終わる日っていつか来るんだろうか。今は考えられないけどでも何年か後には来るのかもしれないね。すごくヤダけど。
*WORDで文章書いてコピペしたらヘンなレイアウトになっちゃいました。すみません!