今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

Michael Ball is GREAT on Sweeney Todd at Chichester Festival 2011/「スイーニートッド」チチェスター演劇祭

マイケル・ボールさんという役者さんが凄い!というのは巷ではよく知られていることなんでしょうね。ロンドンへ戻る帰りの電車の中でも隣のユニットに座ってたお姉さん(おばさん)が携帯でずっとそう主張してましたし。「アスペクツ・オブ・ラブ」や「パッション」で美青年役を演じてますし、レミゼ初演ロンドンキャストのマリウスなんですよね。でも私はよく知りませんでした、はい。すみません。レミO2ステージで最後に登場してレベッカさんと一緒にデュエットしている姿やJOJさんと一緒にウェールズで開催された音楽祭(名前忘れた)に出演してたりするのを見て「わーこのひと良い声だな、すんごくクマさんっぽいな、JOJさんの将来の姿みたいだ。」とか思ったりしてたのでしたが、以前から興味を持っていたチチェスター演劇祭に「Sweeney Todd the dermon barber of Fleet Street」で出演されてると聞き、かなり無理無理な予定でしたが、行くことにしました。
 
スイーニー・トッドはソンドハイムさんの作品の中でも際立って楽曲がいいと思うのですが(詞も)、なんといってもストーリーが怖いので(カミソリとか鋭い刃が凄くきらいなの)余り積極的に見る気にはならないのですが、マイケル・ボールさんなら話はべつです。18日マチネ最後の一枚のチケをゲットして観に行きました。
 
ロンドンからチチェスターまではヴィクトリア駅から電車で1時間半。料金はネットで予約していったら片道6ポンド50。安い。チチェスターの駅から演劇祭をやっているシアターまで徒歩役15分。お店が並んでいる通りもいい感じです。平日のマチネだからお客さんも年配の方が多いのかな、と思ってたらその通りでした。駐車場は車でいっぱい。ひっきりなしにやってくるお客さんも圧倒的に年配のカップル。きちんとスーツを着て奥様をエスコートしている紳士や杖をついてあるくご主人の腕をそっと支えてあげている華やかなワンピース姿の奥様がロビーやバーや外のカフェでくつろいでいる。開演前の時間をゆったりと過ごしているそんな雰囲気に満ちていました。ロンドンの劇場街みたいな賑わいは決してないけど、眼の肥えた、心から演劇が好きな方ばかりが集まっているのがすぐにわかるこのチチェスターの劇場。
 
建物は写真のとおり何の変哲もないふつうの建物。近年中に改装されるそうです。中に入るとロビーには過去に出演した俳優さんのパネルがかざってありました。スイーニートッドのキャストは下記のとおり。
 
Sweeney Todd    Michael Ball
Anthony             Luke Brady
Beggar Woman    Gillian Kirkpatrick
Mrs Lovett         Imelda Staunton
Johanna            Lucy May Barker
Judge Turpin      John Bowe
Beadle Bamford   Peter Polycarpou
Tobias               James McConville
Pirelli                 Robert Burt
Jonas Fogg         Simeon Truby
 
劇場自身は決して大きいハコではなく中央のステージを取り囲むような形。「Warhorse」を見たリンカーンセンターと同じ感じですが、こちらのほうがずっと親密な感じがします。中央にあるセットはいかにも不気味な感じ。開演10分くらい前になったらどこからともなくひとが現れてステージの床をふいたり、大袋をかついだ大男がうろうろするようになる。そして開演。スイーニートッドとアンソニーの登場。マイケルさんのスイーニーは今まで映像でみたイメージはこれっぽっちもない、研ぎ澄まされた雰囲気。既に眼が怖い。
 
と、ここまできたところで日本とやりとりしないといけないのでちょっと中断。また続きは後日。