「Sweeney Todd: The Damon Barber of Fleet Street」 at London Cliseum フルキャスト発表

3/30からイングリッシュ・ナショナル・オペラの本拠地ロンドン・コロシアムで始まるSweeney Toddのフルキャストが発表されました。メインキャストの3人、エマ・トンプソン、ブリン・ターフェル、フィリップ・クアーストは昨年3月にNYのリンカーンセンターで行われたオリジナルメンバーが続投ですね。

Sweeney Todd : Bryn Terfel

Mrs Lovett :　 Emma Thompson

Anthony Hope : Matthew Seadon-Young

Johanna Barker : Katie Hall

Judge Turpin : Philip Quast

Tobias Ragg : Jack North

Beadle Bamford : Alex Gaumond

Beggar Woman : Rosalie Craig

Pirelli : John Owen-Jones

エマさんは言わずと知れたオスカー女優さんですし、ブリンさんは世界的オペラ歌手、フィリップさんはレミ10周年コンサートにも出演されていた俳優さんですが昨年のスイーニーがNYデビューだったそうです。その他の役はロンドンキャストが決まりました。なんといってわれらがJOJさんがピレリです。JOJさんは2000年のアニバーサリーコンサートでもピレリを演じられています。その時の記録は当時のジョアンナ役のAnnalene Beecheyさんのサイトにあります。→こちら

なんとこの時のベガー・ウーマン役はあのピアさま、Pia Douwesさんだったんですね。

他のキャストはジョアンナ役は新演出版のコゼット＆クリスティーヌのケイティ・ホール、アンソニー役はMatthew Seadon-Young（Urinetown）、トビー役にJack North（Barnum)、バムフォード役に2011年にLegally Blondeでオリビエ賞を受賞したアレックス・ガーモンド（Dirty Rotten Scoundrels）、ベガーウーマン役は2014年のオリビエ賞ノミニーでハドさん（ハドリー・フレイザー）の奥様でもあるロザリー・クレイグ（City of Angels）。

私はケイティを新演出オペラ座で、アレックスさんを2013年のマチルダのミス・トレンチブルで見ました。どちらも本当に素晴らしかったので、再び見られるのがとっても楽しみです。恥ずかしながらオペラは生で鑑賞したことがないのですが、ブリンさんは2013年のリバプールでのコンサートでJOJさんと共演されたのを見たことがあります。Unmaskedにも収録されている I Don't Remember You/Sometime A Day Goes By を二人でデュエットされた後、明らかにJOJさんがほっとされているのがわかりました。JOJさんほどの方でもブリンさんとの生デュエットは相当緊張されるのでしょうね。再びブリンさんとの共演はどんなでしょうと今から楽しみで楽しみで仕方がありません。
最近のインタビューでJOJさん本人も「NYの公演の事を知った時は参加するには手遅れだったんだけど、クリスマス前にロンドン公演のオーディションを受けることができたんだ」、「親友のブリンとの共演はワクワクするね」、さらにピレリ役に決まったと発表されると「ジョン、君の咽喉を毎晩掻っ切るのが待ちきれないよ」とブリンさん本人からメールが来たとか、あれこれ語って楽しみにされている様子がうかがわれます。

Sweeney Toddといえば、2012年にWEでマイケル・ボールさんとイメルダ・スタウトンさんが共演された公演を見ましたが、初日だったにも関わらずものすごい集中力と興奮で劇場中がビリビリするような感動を味わいました。主演二人が素晴らしいのは言うまでもないのですが、アンサンブルの一人一人までもが本当に素晴らしかった！その時Love Never Diesのオリジナルラウル役のJoseph Millsonさんがアンサンブルにいらしたのにはびっくりしましたが、今回もアンナ・オブライエンさん、ご存知の通りオーストラリア版LNDとWEのPhantomでもクリスを務められた方ですが、彼女がアンサンブルに名を連ねているのには本当に驚きました。

スイーニーの稽古はすでに始まっていて、先日JOJさんもコンサートの合間を縫って初参加されていましたが、初日まであと二週間ちょっと、私が見られるのは来月に入ってからですが、その日をわくわくしながら待っています。