今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

Lucky enough to see Christopher Jacobsen on JVJ/WE「レ・ミゼラブル」に凄いアンダーがいた!

ほんとうは書きたいこと、というか叫びたいことがほかにあるのですが(勿論「Jerusalem」と「オペラ座の怪人」ね。いまの私にはこれしかないかんじ^^;)、今夜は明日カーディフに移動する準備もしなきゃいけないし、帰国後にすぐやる仕事のPre-Productionの確認で明け方に日本とも連絡取らないといけないし、とにかくこの2作品の世界にどっぷりひたってると何も進まないので、いったん横に置いといてまだ感想を書いてない舞台のこと書きます。もうすぐ忘れそうだし(爆)。
 
まずレミゼ。はい、ほんとうによかったです。10月19日(水)マチネでヴァルジャンを演じたクリストファー・ジャコブセンさん。以前からJOJさんに超そっくりの、可愛いクマさんっぽいウェールズ出身俳優ということで(一部の=私たちの)注目を浴びていたのですが、いやー、見られましたよ。彼のJVJが。9月30日にロンドン到着したその日に見たときはクールフェルラックでこれもまた大変よかったのですが、まさかヴァルまで観られるとは思いませんでした。
 
実はこの日「Jerusalem」もマチネがあったのでこれを観るつもりでピカデリーサーカスに来たのですが、なんと始まりが13:30。着いたときには既に20分近くが経過していたので、まあまだ観る機会もあるし、ということで断念。そうか、どうしようかな、と思いながら数軒隣のクイーンズ劇場にふらふらと入って聞いてみたところ安い席が残っていたのでみることにしました。ワシントンでUSツアー1回逃したのでそのリヴェンジも兼ねて。はい、レミゼ本当に好きです。たとえ舞台が見えなくても歌唱だけ聞ければOKってくらい好き。でもクイーンズのバルコニーは歌だけではありません。ステージは遠いけどとてもよく見えるのですよ。これで20ポンド。
 
開演前にアナウンスが入る。クイーンズ劇場へようこそ。この舞台はJVJをクリス・ジャコブセン、ジャヴェールをショウン・ダルトン、テナルディエをアダム・リンステッドが演じます、とのこと。
 
ビンゴ!予感的中!
 
もしかして私って霊能者ですか?今日(20日)はJOJさんがオペラ座やらないような気がなんとなくして急遽昨日の夜観に行ったんですけど、やっぱり今日はお休みでしたし(ん?この日は前から予定に入ってましたっけ)。そういえば先日も某Jリーガー選手のインタビューが終わったあと「○○さんって占いとか予言とかすることあります?ボクが見てもらってるひとに凄く似てるんですけど」と言われました。いいえ、全然そんなの知りません。みてもらったこともないし。でもその手のひとの気配はあるってことね@私。りょうかい。何の役にも立たないけどOKです。
 
まずクリスJVJの一番の特徴は「見栄えがいい」ことです。このひとレミゼO2のステージでも何回も映るのですが全てピンがべつのひとに合っているので輪郭がぼけてるんですよね。だから実際どんな顔スタイルなのか不明でしたが、実物はとても素敵で、身体バランスもとてもいいです。左利きなのもちょっと萌え。ある程度予想はできましたけど、かっこいいヴァルって初めてみましたよ、私は。
 
それと「メイクがよくのる顔」です。娑婆に出てきたときの汚いヴァルから始まって、徐々に老け込んでいくメイクがどれもとてもしっくり来るんですよ。クリストファーの実際の年齢は20代後半くらい、確かキリアンよりちょっと若いくらいだと思うんですよね。なのにこれほど老け顔が似合うってすごいです。
 
歌唱は前半のJVJ的に絶対決めて欲しいポイント「my fligh------t 」「must beg------in」「2460----
1」全て合格!そりゃJOJさんレベルには及びません。でもジョナさんよりは上だと思う。最初だから緊張してたと思うけどそれでもかなりいい線行ってました。馬車を持ち上げる演技もグー。でもUSツアーのヴァルみたいに十字切ってから始めて欲しかったけどまあいいや。そうそう、リトコゼをお迎えに行ったシーンでは抱き上げて腕の上に乗せてくるくる回るのが若いパパみたいでとてもよかったです。
 
ジャヴェールとの「対決」。このシーンもとてもグッド。マンボウがお休みにつきジャヴェはアンダーのShawn Daltonさんという方がやったのですが、この方、9月にも見ました。某さんとのコンビで(たぶん爆)。ガタイが大きくてこわもてなのでジャヴェとても似合います。某さん小さいのでこれでヴァル勝てるかよ、とか思ってしまいましたけど、クリストファーは大きいのでバランス抜群。かなり迫力のある対決になりました。ただやっぱりね、これはレミ25thツアーCDの「帝王二人の対決」がデフォルトされてしまってるのでどれを見ても今いちな感じは残ります。でもクリスのあの伸びのあるテノール声で「I am warning you, JAVERT !」って歌われると一瞬固まりますね、かっこよくて。
 
バリケードシーンで学生たちのお手伝いにくる軍服姿も決まってます。左利きで銃を撃つところとかクールフェルラックと同じ。当たり前か。順不同になるけど「ワン・デイ・モア」も聞かせます。マリウス、コゼットとのバランスもよいし。そしてBHH。OKです。某さんのショーストップまでいかないけど拍手多数。ああ、これを歌うまで凄く緊張していたんだろうなあ、と思いました。このあとぐっとリラックスした感じで声の張りが増してましたから。 
 
そして最後のエピローグ。これ見て私はもう彼をテディと呼ぶのをやめました。上手いです。なぜ20代であのじいさまな感じをあれほど出せるのでしょうか。じいさまといえば、今日のPOTOのScott Daviesさんのファントムも凄かったなあ。眼からうろこがはらはらと落ちる心持がしましたよ。私はずっとBWでハワードさんの「美形おとうさんファントム」を見てきてるのでなんというかスコットさんのやるファントムが馴染みやすい体質なのかもしれません。彼も歌唱が衰えてるぶん、入魂の演技だったと思います。そしてケイティがクリスティーヌだったことが大きいです。ちゃんと愛が見えますから。彼女の演技には。昨日のソフィア小娘はひとっつのかけらもなかった。ったくJOJファントムに対してどういうこと!ってまた怒りそうなのでやめますが。
 
で、テディクリス(呼んでるし)の臨終ヴァル。これはおそらくツアー中にJOJさんの演技を目の前で見て学んだんでしょう。身体小さくなってるし、ヨロヨロしてるし、コゼットをココロから慈しむ眼してるし、ファンテのところにいく動きや「・・to see the face of god」の言葉に至るまで全く気が抜けてなかったです。泣かされました、はい。
それにしてもこれだけできるのにアンダーですか?まあ某さんは11月までだそうなので、このあとプリンシパルに昇格する可能性も・・うーん、でもどうだろうな。もう1,2年アンダーでもいいような気がしますが、抜擢されるかもですね。そうだ、もう1,2年アンダーでその間のプリンシパルはJOJパパにやってもらうというのはいかがでしょうか。きっと日本からもたくさんの方々が観劇に行くでしょう。クリストファーさん、ぜひ頑張ってくださいね!アナタとキリアン・ラブリーさんが現在のところWE若手人気ナンバーワンですから。限定エリア的に、ですけど。
 
追:あ、つまらない美男のこと忘れてた。ごめんね、ぴょんさま。