今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

今日のJOJさん/though Hurricane Rina hit the Mexican gulf coast, he WON!/「オペラ座の怪人25thコンサートat RAH」

昨日、無事来年のPOTO新演出ツアーPlymouth分のチケットを確保してもらい(Pさん、いつもありがとう!LOL!)、既にココロは来年に向いております。3日前に帰ってきたばかりなのに^^;。
 
で、POTO新ツアーに向けて英気を養うべくメキシコのリゾート地、Cancun(カンクン)に滞在中のJOJさん、ハリケーン襲来でEvacuation(避難)になるんじゃないかとワシントンポストのWEBニュースをツイしておられましたが、結局避難回避になったようです。よかったですね!今朝のツイでは「#johnvshurricanerina I WIN!」なんて書いておられました。Lovely!
 
でもきっとホテルにカンヅメだったんだろうなー。ちょっと気の毒。カンクンはメキシコのカリブ海よりにあるリゾート地で米東海岸やヒューストン辺りからはがんがんフライトが出ているので私も2回ほど行きました。ビーチがとても美しく、近くにはマヤ文明の遺跡などもあり、高級ホテルの林立するリゾート地です。近くのCOZMEL(コズメル)島ではシュノーケリングでちょっともぐるだけで色鮮やかなお魚たちに会えます。JOJさんファミリーも楽しんでいるといいのですけど・・。あと数日滞在して帰ってくるのかな。たぶんアッパークラスを使っておられると思うのでフライトに乗れない可能性はないと思うけど無事に帰ってきてください。
 
&Othersのネタをひとつ追加
 
昨夜、スカラ座に「オペラ座の怪人25thコンサート at RAH」を観に行ってきました。最終日の最終回。アメリカで既に見ているので2回目の鑑賞。客席は8-9割程度の入り。老舗のこの劇場、子どもの頃から来ているのでひと際愛着があります。数年前の改装でシートも快適なものに変わったし、TOHOのメイン館のひとつとあって他とちょっと一線を画しています。オペラ座コン映画を見るにはぴったり、です。少なくとも雰囲気はぴったり。もう皆さんは既に見ておられるし、それぞれの思いもあるでしょう。なので以下は極めて個人的な感想。
 
まずこの映画は四の五の言わずに楽しむべき作品(あ、技術的な問題はべつよ、もちろん)。個々のキャラクターに関する意味づけなど一切必要ない。「オペラ座の怪人」という作品がこの世に誕生してから25周年を迎えることをお祝いする記念コンサート。ロイヤルアルバートホールという素晴らしい空間で、フルオーケストラに彩られたあの楽曲、豪華な舞台美術、スタッフ・キャストが魂込めた演技をただ堪能すべき。キャラクターの分析だの、演出の意図などは後でいい、というか不要。そもそも生の舞台ではない「映像」なのだから、この時点で真実を伝えることはもうできない。なので余計な思惑はこの「オペラ座の怪人」という類いまれな作品に対して失礼にあたると思う。少なくともこの記念すべき舞台に関しては。
 
アメリカで見たとき、本編の上映前にALW卿、CM卿のインタビュー数本(若い時代のも含めて)及び、シドモントン(ALW卿の私邸)でサラ女王が参加したPOTO試演の映像が入っていました。約15分。これとてもよかったので日本でも見られると思ってたのにぜんぶカットされてました。うーん、残念。
 
同じくインターミッション20分もカット。まあこれはおそらく23時までに終わらせたいという劇場の思惑のためでしょう。開演時間を遅めにしたのは英断だと思うのでこれは仕方ないですね。
 
映像は最新シネコンアメリカで見たときよりさらにきれいだった。さすが日本!でも音響は・・・。アメリカのほうがまだよかった。音響が重要な映画でこれはちょっとな、と思いましたが、もしかしたら劇場設備の問題ではなく元素材の問題かもしれません。ライブコンサートの映像を映画に使いまわしたものですから、その辺りの調整が上手くいってなくても仕方ないのかも。来月発売のDVD/BDでは完全な音調整ができていることを期待します。っていうか調整できてなかったら許さないわよ。イギリスは世界に冠たる音楽の国なんだからスタジオ技術のレベルも高いはず。そんなことくらいできなくてどうする。
 
POTOタイトル曲の冒頭は録音ですね。はっきりわかりました。舞台でもこれは同じ。大急ぎで船乗らないといけないしね。全然OK。
 
スイッチングミス、ノイズピックも数ヶ所あり。まあライブは仕方ない。ちゃんと編集でカットしてください。ステージ下のレールで動かしてたロボカメ映像をもっと使って欲しかった。
 
シエラの超絶ソプラノの高音部、もっとしっかり拾ってー。魅力が出し切れてない。重要なポイントなのに。 
 
私にとって「ラウル」というキャラクターはこの物語の中で何の意味も持たない。個人的に今WEでラウルをやっているLovelyキリアンが大好きなので現在はちゃんと見ているが、今までのPOTO観劇歴でラウル役に眼がとまったことなど一度もない。なので今回ラウルを演じたHadley Fraserがどうしてこんなに話題になったのか、そして彼がキャスされた意味もさっぱりわからなかったが、昨日わかった。
 
Hadleyラウル=舞台セットの一部
 
でした。ヘイドリーラウル、非常によく合ってます。あのRAHという空間に創られた豪華な舞台セットに。CM卿がPOTOコンサートは絶対RAHで上演したかった、クラース(Class)がある空間だから。と述べておられましたが、ヘイドリーは「Class(品性)」があるのです。少なくとも私は彼の声、映像でみた彼の演技からそれを感じました。生のコンサートでは舞台近くで見ていたわけではないので、その時点ではわかりませんでしたけど声はクリスピーで気に入ってました。舞台では小さいので見栄え今いちでしたけど映像では気になりません。舞台セットの一部としてみるとちょっと他に思い当たらないくらいぴったり合ってますね、はい。演技、歌は大変上手いです。キリアン他同年代の役者さんの中ではピカ一。
 
Raminは演技上手い。でも歌唱ははっきり言ってがっかり。特にこの10月2日ソワレは彼の実力の半分以下しか出せていなかったのでこれが残ってしまったのは残念に思う。でもRaminはそれまでが調子悪くても最後に辻褄を合わせてしまう(Love Never Dies舞台もそうだった)ので観客にはしっかり感動を残す。比べてしまったら私はJOJさんのほうがずーーっと好きだけど、Raminが凄い俳優であることは間違いない。
 
ラミさんの演技のみどころは幾つもあるけれど、最後にクリスが指輪を返しにくるシーンで彼女を見つめる表情は特筆モノ。ここは映画のGerryもそれはそれは素晴らしかったけれど、このラミさんの演技もそれに負けない。これを見て泣かなかったPOTO愛好者っていたのだろうか。それくらい泣かせてくれる演技だった。
 
最後MOTNの4人ファントム。この映画の中でいちばん嬉しいシーンはこれ。キャスト名くらい出して欲しかったけどまあいい。見る人の印象に確実に残ってるから。コルムさんもアンソニーさんも素晴らしかった。ガンから生還したアンソニーさんの声を聞いて私は泣いた。でもJOJさん、アナタがベストです。3ファントムコンサートでも冗談めかして「たくさん名ファントム役者があのステージにはいたけれどI was the BEST!」と言ってたとおり彼が全ての力を込めた歌ったMOTN。彼の声とともにRAHの俯瞰映像がインサートされたのが私はとても嬉しかった。そう、ほんとうにあの空間にJOJさんの声が響き渡って一切のノイズが消えた瞬間があったのだから。2日マチネだったから映画にはならなかったけど。
 
何度でも言う。「オペラ座の怪人」が大好きだ。この舞台がこの世に存在する限り、これからもずっと観続けていく。状況が許せば、だけど新演出ツアーだって、なんだって多少の犠牲を払ってでも観に行く。そしてJOJさんという類いまれなファントム役者が少しでも長く演じ続けてくれることを、彼の歌うMOTNを聞き続けられることをココロから願う。絶対作ってね、新演出ツアーのCD!CMさん、ALWさん、どうか宜しくお願いします!