Bryn Terfel「バッドボーイズコンサート」/クラシカジャパンで放送してくれました
CS放送のクラシカジャパンで放送してくれたJOJさんの兄貴分、ウェールズの英雄(大げさかしら?)世界的なバスバリトン歌手、ブリン・ターフェルさんのコンサートです。以前ツイで放送のことを教えてもらい、楽しみにしておりました。オケ、合唱隊を従えてのソロコンサート。会場は故郷ウェールズのカーディフにある聖デイヴィッドホール。3ファントムコンサートやJOJさん&アールさんの「レ・ミゼラブル25周年記念コンサート」が行われたミレニアムホールほど大きくないですけどなんかつくりが面白いですね。ウェールズって建築物のデザインが変わってるんですよね。しかしこの大きさのホールの場合、こういったコンサートは絶対前の方の良い席で聴きたいですね。安い席じゃ魅力がわからないと思う。TV放送ではもちろんヴォーカルバランスがとってあるでしょうけど、ライブはそうはいかないと思います。まあ際に見てないのでなんともいえないですけど。でも前方席だったRaminさんコンや3ファントムコンなんかでも私は「オケ音じゃま。ヴォーカルもっと聞かせて!」って思ってしまったのでステージから遠かったら、せっかくの美声がオケに埋もれてよく聞こえないんじゃないのかなあ。まあこれは会場自体の設備と音響システム、ミキサーの腕にによりますけどね。もちろん。
かっこよすぎるブリンさん。MET「ニーベルングの指輪」のヴォータンです。近来稀に見るかっこよさ。まじでしびれました。惚れました。でもこのバッドボーイズコンサートのブリンさんは牛さんでしたわ^^;。しゃしんはやめておくね。
さて、コンサート。曲目はオペラとミュージカルからの選曲です。バッドボーイズと命名してるだけある。まあブリンさんのイメージもあるけど。思ったよりミューからが多かったですね。私はブリンさんをメトロポリタンオペラで観て、どっぷり嵌ったのでそっちのイメージが強いんですが、うん、これらもよかったですよ。スイーニートッドなんて剃刀持って出てきたし(←似合ってた^^;)。しかし私は最後に歌ってくれた「トスカ」のスカルピアがなんといってもいちばんよかったです。なんて素晴らしいんでしょうか。昨年はロイヤルオペラでカウフマン&ゲオルギュー(あれ、ネト子さんだった?)の美男美女カップルの向こうをはるスカルピア演じたそうでこれはぜひ観たかったなあ。またいつかやってほしい、METで!
愛の妙薬 「ドゥルカマーラのアリア お聞きくだされ、村の皆様」
メフィストーフェレ 「私は悪魔の精 口笛のカンツオーネ」
ファウスト 「兵士の合唱 金の子牛の歌 ワルツ」
三文オペラ 「マックザナイフ」
運命のチカラ 「序曲」
レ・ミゼラブル 「星よ」
オテロ 「イアーゴの信条」
ラディゴアー、または魔女の呪い 夜の風が吠えるとき
サン=サーンス 「死の舞踏」
間断の射手 「静かに、沈黙だぞ」
ポーギーとべス 「そんなことはどうでもいいさ」
ウェストサイドストーリー 「ランブル」
トスカ 「スカルピアのアリア テ・デウム」
指揮:ガレスジョーンズ
演奏:シンフォニアシムル
ロンドン・ウェールズ・コーラス
2009年11月11日(古いよ・・)
聖デイヴィッドホール/カーディフ