今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート in ジャパン 8/26 in Osaka 感想編


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ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート in ジャパン
8/26 於:サンケイホールブリーゼ(大阪)

「ミナサン、ハジメテノオオサカ ニ、キテクレテ オオキニ。ファンタスティック デ、サイノウアフレル、トテモハンサム ナ、ジョン・オーウェン=ジョーンズ ノ トウジョウデスッ!」

え~、これ因みに電文じゃありません。(解読にご協力いただいた皆様、ありがとうございます^^;)
John Quirkさんが登場してピアノの前に座り、さあいよいよコンサートの始まりだっと姿勢を正した途端の、この脱力するようなJOJさんの日本語MCに乗って、大阪・サンケイホールブリーゼでのコンサートは始まったのでした^^;

確かに昨年のよみうり大手町ホールでも「コニチハ!」とやっていましたが、大阪では更に進化していたというか。ま、英語でやったらごく普通のイントロだと思うんですけど、日本語だとなんでこんなに面白いんだろうね(笑)。



<Part 1>

Kiss of the Spiderwoman
これを一曲目に持ってくるのは今や定番だと思いますけど。テンポが速くてグイグイ惹きつける感がありますよね。もう女性の歌とは思えない位JOJさんバージョンが耳に沁みついちゃっています。(この日なぜか直前まで会場にかかっているのもこの曲のCDで、あれ今日は歌わないのかなと思っていたのにやっぱりこの曲。録音と生の聞き比べが出来ちゃった。もちろん生が断然よいですけどね^^)

初めての地、大阪でのコンサートっていうのはやはり手探りの感があるのでしょうかね?簡単なごあいさつの後はお隣同士さあ、握手して!ほら、もうお友達だよ~って感じの、客席の緊張感をほぐすようなMC。う~ん、いろいろ考えているのね。

This is the Moment
ピアノで聞くThis is the Momentはドラマチックさは少し抑え目、オーケストラやバンドがバックの時よりしっとりとした曲の仕上がりかな。この二曲のつながりは定番かもね。

Over the Rainbow*
これは前回はソフィちゃんが歌った曲ですね。JOJさんもイギリスでのコンサートでは何度か歌っていらっしゃるようです。でもJOJさんの力強い声より、やっぱり女の子の歌う方がしっくりくるかな。

ここまではちょっとハイペース?という感じが。それにJOJさんの声にも何となくザラっとした感じがして、あんまり調子よくないのかな、なんて考えてちょっと集中できませんでした。高音もいつもとは違う感じだし。。

ここでまもなくWest End のファントムに復帰する話。そしてこの日会場に来ていた、かつて一緒にオペラ座にも出演していて、今はUSJに来ていらっしゃるMatthew Powellさんを紹介していました。上の方?安い席だね~とか言って(笑)。ちなみに開場前にしばらく私の前に立っていらっしゃいましたが、すらっとして素敵な方でした(笑)。

Wishing You Were Somehow Here Again
やっぱりこの歌はJOJさんが歌うバージョンではピアノ伴奏でしっとり歌う方がいいなぁ。今日のバージョンはとても好きでした。そして伴奏はそのまま、Til I Hear You Singへ・・・

Til I Hear You Sing
しっとりとした歌い出しが、クリステーヌからファントムへと引き継がれたようでぐっと惹きつけられます。そして終盤に向かってグイグイと盛り上がって、聞いている方もただJOJさんだけに集中する感じに。JOJさんの声もちょうどこのあたりで本来の調子を取り戻した感じがして、私的にはJOJさんと会場とが一体になった気が、この時しました。

歓声も一段と高く。。ご機嫌JOJさん。

All I Ask of You (duette)
新妻聖子さんとのデュエット。彼女は本当に可愛くて、確かな歌唱力の持ち主ですよね。JOJさんがぜひ彼女をゲストにと指名したのも納得です。ちょっと高めの靴で目線が近くなったJOJさんを見つめる聖子ちゃん。その彼女を優しい眼差しで見つめ返すラウル、もといJOJパパ。 もう本当に目の中に入れても痛くない娘を見るような眼差しだよ、それ(笑)。曲中で「Christine」と呼びかけるところもしっかり「Seiko」って替えちゃったりして。肝心の歌は勿論CDに録音されているものより何倍も素晴らしかったけれど、もう目はこの親子(!)に釘付けになっちゃいました。

Man of La Mancha' (Seiko Niizuma)
私が観たことのあるクリスティーヌはどういうわけか、みんな素は体育会系?って感じのさっぱりした女優さんたちなのですが、彼女も御多分に漏れず、地は活発な方のようです。力強い声で熱唱される姿は決してJOJさんに負けていない感じ。

前回のMMSの時、歌の最中に地震が起きた時にも彼女が支えててくれたと、JOJさん。可愛い顔して、ちっちゃな身体で、信じられない程大きな声なんだよね~。またぜひ彼女と歌いたいと思った、とべた褒めでした^^
(大まかな内容です^^;)

Tell My Father
JOJさんが最初のフルCD「John Owen-Jones」に入れて以来、何度も歌ってきた曲。私もコンサートでは何度も聞いていますが、何度聞いても心に沁みて、涙を堪えることが出来ません。こういうしみじみと心に沁みる歌を、JOJさんは本当に上手に歌うと思います。さっきまでパパだったJOJさんが、父を想う、故郷を想う、まだ年若い兵士に重なって見えます(涙)。

次の二曲はJOJさんがミュージカル俳優になるきっかけになったとも言える作品から。

Why God Why?
ピアノがメロディを奏でているのに、まるでアカペラで歌っているのかと錯覚してしまうほどインパクトがある歌唱。JOJさんの声の若々しい部分が出るので、この歌を歌うには年齢的にはあれだけども、コンサートでは○ですね。

そして流れは定番のこの曲へ。

Anthem
毎回目の前に広大な景色を見せてくれる歌唱。見たこともない景色なのに懐かしさに涙ぐんでしまう。
歌い上げても決して力でねじ伏せるという感じではなく、むしろ神々しささえ感じる。
これぞJOJさん、いやJOJさんにしか歌えないAnthemなんだろうなぁ。
私がJOJさんの歌唱が好きなポイントの一つに、彼の声にある品位(Class)があるんですが、まさにこの曲ではそれが十二分に感じられる気がします。



<Part 2>

Someone to Fall Back on*
Jason Robert Brown作曲で、アルバムJohn Owen-Jonesからの一曲

ところで、アリガトゴザイマースって超軽い挨拶、誰に教えてもらったんだろうね(笑)
後半に入って、やっとScream for Meってセリフが出て来て・・・

Music of the Night
この曲は、今までより一層気持ちが籠った歌い方に感じたのは、間もなくWest Endのファントムに復帰するため、すでに稽古に入っていらっしゃるからだと思います。ピアノだと本舞台より音が流れて行ってしまう感じが否めませんが、それを差し引いても凄い説得力があったと思います。特にBeeeeeeee !ね。これがJOJのファントムだ!と言わんばかりに見せつけられた感がありましたね。背筋が寒くなった^^

しばし拍手が鳴りやまず。

You are So Beautiful to Me
一転して緩やかなメロディに乗って。さっきのは何だったのだろう。でもJOJさんにいいように揺さぶられている感じがする。この曲大好きなの(笑)。

さていろいろ日本語覚えては披露しているけど、今回お気に入りはBeer、「ビロゥ」かも。
ここからピアノの美しい音色が引立つ曲が続きます。

Down to the Sea*
ABBAのミュージカル「Cristina」から。

I'd rather be Sailing (with John Quirk)
John Quirkさんはピアノの演奏もとても素晴らしいですが、お声の方もとても甘くて、もしかするとJOJさんよりちょっと色気があるかも。ここだけの話ですが(笑)。

Silver Me Timbers (John Quirk feat.JOJ)*
これは大阪だけの特別。初公開。JQさんが弾き語りされました。一旦はけたJOJさん途中から戻って来て、ピアノの横に座り、優しくJQさんの声に合わせていました。耳が喜ぶ。
ご参考までにこちらを→Tom Waits - Shiver me timbers


レ・ミゼラブルって知ってる?5月に来日した時に、日本で、日本語で見たんだけど、素晴らしかった。言葉はわからなくてもここに(左胸を指して)響くんだよね。(超意訳) - JOJ -

Empty Chairs at Empty Tables*
マリウスって思うと違うかもね。声質も力強さも。でもJOJさんの声が好きだからなんでも許せる。というか何を聞いてもやっぱりいいなっと^^; すみません。。

I Dreamed a Dream (Seiko Niizuma)
新妻聖子さんのこの曲。実に実に素晴らしかったです。まるで目の前でファンテーヌが歌っているようでした。最近は人種を超えての配役も多くなっていて、ひとつのカンパニーに多人種があたりまえだから、今期のWest End のファンテーヌもフィリピン人の方。聖子ちゃん、マジでオーディション受けてみたら?

The Prayer (duette)
まさに、やられた~という感じ。お二人のデュエットでこの曲が来るとは思いませんでした。そしてそれは大きな喜びに変わりました。なんという素晴らしさ!(そして私のなんというボギャブラ貧なことか)聖子ちゃんの透明感のある声と、JOJさんの一番優しい男らしい声のトーンが引立つ曲。もとはセリーヌ・ディオンアンドレア・ボチェッリのデュエット。それに勝るとも劣らない素晴らしいデュエットでした。JOJさんがイタリア語で歌うっていうのももしかしたら初めてかも? ああ、今日はもう、これ聞けただけで十分です、と心から思いました。
JOJさんも「ウェールズの男と日本の女の子が、イタリア語と英語で歌えるなんて、本当に嬉しいよ」(超意訳)と感慨深げでした。

Suddenly~Bring Him Home
これはこの日発売された日本限定盤にも収録された曲ですね。もっとも録音はそれぞれ別ですけれど。ソロコンサートではマッシュアップ、二曲を続けた形で歌うのが定番になっていますね。やっぱり別々に聞くよりも続けて聞く方が、心の動きが伝わるようでいいんじゃないかな?
ただこの日はヴァルジャンが歌っているというよりは、JOJさんが歌っている感じだったかもしれません。ま、今のJOJさんはファントムなんだから仕方がないのかもしれませんが。


最初は大人しい感じで始まった大阪でのコンサート。JOJさんの方も反応を見るように、ちょっと手探りな感じもありましたけれど、ここに至って最高潮な盛り上がりとなりました。
沢山の声援と拍手が鳴りやまない中、JOJさん、JQさん、聖子ちゃんがまるでミュージカルの公演の時のようなご挨拶。

Screem for Me Osaka? Scream for Me Osaka!!!!!
(カラオケで)

encore
Rise Like a Phoenix
もう何も言うことはありません。実にのびのびと歌われていました^^
最後まで力一杯。会場も手拍子でこたえて。

素晴らしい、本当に素晴らしいコンサートは幕を閉じたのでした。



*印は大阪のみ