最終週のJOJさん（Les Miz Concert week16) その２観劇感想 by museさま

今回のレミゼコンサートには初日からラストまで、日本からも沢山の方が観に行かれていました。こちらでも、JOJさんのバルジャンの記録や思い出をシェアできたら嬉しいな、と思い、感想を直接書いていただいたり、ブログオーナーの方にはリンクをさせて頂くなど、多くの皆さんにご協力を頂きました。それはまるでJOJさんのレミコンの旅に、陰ながら伴走させて頂いたような気持ち、といったらオーバーかしら？これまでご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました！

今回はJOJさんのラスト週をご覧になったmuseさまの感想をご紹介したいと思います。

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今年２月にチケットを購入してから待つこと９か月（！！） 続々とロンドン入りする皆さまのツイートを指をくわえて待った甲斐がありました。ついに念願のGielgud Theatreに！

日程の関係でJOJさんのバルジャンは２回しか見られなかったのですが、じゅうぶんに満足できた２日間となりました。以前よりJOJさんのバルジャンはがっつり演技が入っていると評判でしたので、ああ本当にその通りだと思いながら観ていたのですが、本舞台さながらの熱演には完全に心を持っていかれました。独白でこれ以上ないくらい顔をゆがめて熱唱しているJOJさんを見て、ああこの人は歌うことに、演じることに（大げさに言えば）命をかけているんだなあという思いが胸にこみ上げてきて思わず涙。今までレミゼの舞台は何回も観てますが、冒頭のこの場面で涙したのは初めてです。それほど熱が入った素晴らしい独白でした。

JOJさんは言わずもがなですがキャストの皆さんがとにかく素晴らしい。どの瞬間も見逃さないように集中しているとあっという間にOne Day Moreのあの印象的なイントロが始まり、圧倒的な厚みの歌唱と共に一幕終了。（ここで急に我に返り、ああ、もうすぐレミゼが終わっちゃう・・と早めの感傷に浸るのが私のいつものパターン。笑）

2幕のJOJさん的ハイライトは何といってもBring Him Homeですね。JOJさんのBHHはいつも聞かせますが、この日は見事としか言いようがないくらい完璧なJOJバルの世界が目の前に広がっていました。もちろんショーストップ。

そして物語は学生の死、コゼットの結婚と進み（かなりざっくり）、バルジャン最後の場面へ。JOJバルは背中を丸め足を引きずりよろよろと登場するのですが、弱っている老人を演じるのが実に上手い。ちなみに私は座ったまま昇天したバルジャンが立ち上がり、"and remember the truth that once was spoken to love another person is to see the face of god" と高らかに歌うところが大好きです。（この時、若々しかった頃のバルジャンに突然戻る役者さんもいますがJOJさんの戻り方（？）が自分的にはしっくり来るのです。）

この日は最前列ということもあり、エピローグでJOJさんの生の歌声が耳にずんずんと入ってきて、この上ないシアワセ。ちなみにあの大合唱の中、確実にJOJさんの声を聴き分けられる私の耳はかなり良い？みなさんはどうかしら？

カーテンコールではマイケルさんがJOJさんのラストパフォーマンスだったと紹介して下さいました。JOJさんからひと言あるかなと期待したけど特になく、代わりに充実しきった笑顔を見せてくださいました。最後はマイケルさんとがっつり肩を組んで退場。会場はもう割れんばかりの拍手喝采。本当に素晴らしかった。

JOJさんの熱演に影響されたのかどうかわかりませんが、私が見た最終週はまさに本舞台でした。始まった頃はコンサート色が強かったと聞いていましたので、カンパニーの中で良いケミストリーが生まれて育って、完成形になっていったのかな。一言で表すとしたらとにかくStunning！豪華すぎるキャストを集めたこのコンサートバージョンはまさに必見の舞台でした。

SDでのJOJさん。とっても良い顔をされてますね。SDには長い柵があるのですが、どうやら私は柵を超えたところで写真を撮ってもらった模様。興奮しすぎてよく覚えてません(笑)。

（おまけ） 千秋楽の夜、キャメロンさんは少し遅れて入ってきてその辺の階段に座って観ていらっしゃったとのこと。クロード・シェーンベルクさんもいらっしゃっていて終演後はSD対応？されていましたw 

寄稿 by museさま

写真提供 by museさま & matsu1979999さま

ご協力ありがとうございました！