今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

ブロードウェイは豊作?/JOJさんの「蜘蛛女のキス」が聴きたいです

去年の冬、長年愛してきたブロードウェイの「オペラ座の怪人」にとことんがっかりして打ちひしがれていた(うそ)私にお友だちが「このファントム凄くいいよ。」と教えてくれたYT映像。あの「Music of the Night」を観た途端、その声の魔力に嵌ったJOJさん、そしてコドモの受験でほぼ1年お預け状態だった「Love Never Dies」。双方同時にどーんと魅せられたこともありここ数ヶ月はロンドンWEのことしかアタマにありませんでしたが、最近になってやっとブロードウェイへの興味が復活しました。
 
ご用がいろいろあって10月に渡米を予定しているので、今年のトニー賞受賞作「Book of Mormon」と「Warhorse」のチケは確保。また9月からメトロポリタンオペラもシーズンが始まるので、ワーグナー指輪は無理にしても観たい作品を幾つか見つけて、あれこれ迷いながらチケ予約の準備をしています。あ~こういうのって本当に楽しいですね。というわけで、今年秋から来年にかけてブロードウェイで上演予定の新作をちぇっくしてみました。
 
昨年ブロードウェイは史上最高の売り上げを記録したそうですが、さもありなん!完全に劇場の取り合い状態ですね。そして面白そうなのがいっぱい!シエラさんの出演が確実視されている2012年4月開幕の「レベッカ」を筆頭として以下、2011~2012シーズンのマノン的観たい作品リスト
 
「蜘蛛女のキス」 劇場もキャストも未定ですけど、やっぱり一番観たいのはこれ!演出はP・デュボワ。
この歌をJOJさんで聞きたいのよねえ。チタ・リヴェラ級の女優さんと絡むJOJさんをぜひ観てみたいので出演してください。ストーリー的にはツライけどね。
 
「エヴィータ」 2012春なので明らかにトニー賞狙いですね。「レベッカ」の対抗馬?あ、あっちは新作か。キャストはリッキー・マーチンとエレナ・ロジャー。濃いな。
 
「フォリーズ」 ソンドハイムさんのオールディーズ。懐かしいので観たい。でも期間限定だから難しいかな~。
 
「THE MOUNTAIN TOP」  故マーティン・ルーサー・キング牧師の有名なスピーチをアイコンにした作品。サミュエル・L・ジャクソンアンジェラ・バセット出演。キング牧師は尊敬してますので。その文学性の高いスピーチも。
 
「PRIVATE LIVES」 リコンした元夫婦が新婚旅行で行ったホテルで再会するお話。SATCの「サマンサ」カナダ人女優のキム・キャトラル出演。彼女大好きなんでこれは必見かも。でもチケ取るの難しいだろうなあ。もうひとり弁護士役だった女優さん(名前忘れた。同性結婚したひと)も今季はBWの舞台に立ちます。
 
セールスマンの死」 フィリップ・シーモア・ホフマンですよ!これも必見でしょう。というか映画スターの出演が多いなあ。まあもともと舞台のほうで活躍していたというのもありますけど。
 
「SEMINAR」 わ~!これはアラン・リックマンです。演出はサム・ゴールド。まじですか?ただしちょっと私の語学力じゃこれは難しいかも・・。でも生スネイプ先生観たい(違?)。この方も声が抜群によいですl。
 
「ポーギー&ベス」 先日までロンドンWEの「レ・ミゼラブル」の舞台にジャヴェール役で立っておられたノーム・ルイスさんご出演なので。観たことないですがちょっと切ないお話っぽいです。
 
欲望という名の電車」 主演はブレア・アンダーウッド。2012春上演予定。ちょ、ちょっと待ってください。10月13日から「ヴァージニアウルフなんか怖くない」も上演があるんですよ~。これって嬉しすぎます。
 
あとは来年秋になりますが、ハロルド・プリンス御大が演出を担当する「PRINCE OF BROADWAY」と「アニー」かな。
 
そ・し・て!!!
 
まだ準備段階にある作品のリストに残ってますよ、「LOVE NEVER DIES」が。劇場はニール・サイモン・シアター。キャストはロンドンオリジナル、つまりラミさん、シエラさんです。まあ、ALWさんが「ブロードウェイには行かない。」と言ってましたので実現の可能性は少ないでしょうけど、でもねえ、ファンとしては一抹の望みは持っていたいです。劇場のブッキングができているというのはかなり大きいかも。
 
ロングランの作品もいっぱいあるし、まだ他の作品も入ると思うけど、確かにブロードウェイは活気取り戻してますね。ヒスパニック系、黒人系の方々が好みそうな作品もちゃんと用意されているし、ストレートプレイでは大人向けの硬質な感じの作品が増えているように思えます。オフブロードウェイのも凄く面白そう!
 
ということで朝っぱらからまた同じようなことをアツくつぶやいてみる。
 
 大人特に眼の肥えた50代以降のシニア層向けの作品が多いように見えるのはニューヨークには明らかにこの層の観客が多いから。メトロポリタンオペラは完全にその層に支えられている。そう、それでいいんだ。芸術はおカネを持ったカモにしか支えられない。いくら批評家や記者がああだ、こうだ言ったところで実際におカネを払う客に勝てるワケがない。眼の肥えた客がどれだけいるか、ただその一点だけが全てのパフォーミングアーツの将来を決めていくんだから。