今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

「レ・ミゼラブル」ラミさんヴァルはやっぱり凄いです/はどさんジャヴェも私は好き/今までと違った方向に向いている演出なのかな

3月3日(土)はマチソワでいろいろと興味深いラミさん&ハドさんの「レ・ミゼラブル」です。どちらの舞台も満員。立ち見が出てました。最後はスタオベ。マチネはちょっとラミ歌唱が弱い気がしましたが、疲れてたのかな。ソワレはいくらか回復してたようですけど、あれが本来のチカラではないでしょうね。もちろん十分凄いんですけど「my flight・・・」とか「2460ーー1」は本来はあんなもんじゃないでしょ。BHHは以前ソロコンサートで聞いたときよりずっと良かったです。でも終わる前に拍手が沸いちゃうのがなー。最後の音まで聞かせてほしかった。余韻が欲しいよ、この曲は。そして今回も実感のラミさん演技力。これははどさんもですけどね。彼のジャヴェールわたしはとても好きでした。細々としたことは後日書きます。マニアックなんで(笑)                                       
それと先日ちょっとモンダイが発生したというSDですが、現在はラミさんも出てきてくれてるようです。ファンもたくさんいましたけど皆さん、マナー守っておられて全く問題なかったですよ。ラミ妻さんにそっくりなパブリシストさん(たヴぶん)が写真やサインの希望を仕切ってくれてます。ラブ・ネヴァー・ダイズの時は行かなかったので初めてのSDラミさんでしたが本当にジェントルな方ですね。あの激しいヴァルとかファントムがちょっと思いつかないくらい。                                 
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才人です。Hadleyさん、このひとも本当に良い役者です。「STARS」凄かったですよ。今までのジャヴェのスタイルを破ろうとしているんじゃないかな。                                                 
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個人的にはもっともウケたテナルディエのアダムさん。昨年10月にも見たけど上手すぎて顎外れかけます。すっごくいいいですよ。ヘタすると主役食いそうなくらい印象的なテナです。邪悪さも存分に出してました。         
 
記事はまたゆっくり書きたいのですが忘れる前に(!)とりあえず萌えポイントをメモメモ:                
1)ラミさん、司教様に燭台をいただいたときに思わず手をとりThank youとつぶやく。その前の跪き方の姿勢が萌え。バリケード襲撃でマリウスに半分かぶさる。眼を覚ましてOMGとつぶやいてる。                 
 
2)臨終シーン、コゼットの頬を手の指の表側&甲で軽く撫でている。動きがやさしげでよい。コゼドレスの袖に顔を埋めている表情が圧巻。ファンテに手を伸ばす時の表情も。そして神に召されるそのときの顔がなんというか神々しいの。                                                           
 
3)はどさんジャヴェ、前半はそうでもないが後半は俄然魅力を増す。バリケードの上で学生を見つめる表情その他秀逸。特にバリケードシーンは「ああ、ここで彼がずっと信じていた理想というかプリンシプルのひとつが崩壊したんだ、だから最後は橋の上に立つしかなかったのね」とか思った。はどさん、歌も上手いけど演技派だというのを実感。中低音域の声もよい。オペラ座ラウルのクリスピーヴォイスとは違って実にパワフル。彼は確実に今までの鉄板ジャヴェとは違う役アプローチをしようとしていると思う。まだ途中段階だけど。あと銃の扱い方、十字の切り方等々、動きにキレがあってよい。ラウルのときもそうだったけど。マスカレードとかね。運動神経いいんだろうな。何ならJOJさんに少し分けていただいてもいいですか(爆)                                            
                           
4)でもね、ラミさんとはどさんのケミストリーは余りあってないような気がするの。ヴィジュアル的にも。どうだろ。これはオペラ座RAHをヘヴィロテしてる私の問題かも。でも「対決」もI`ll be thereがあってなかったし、余りそのあたりは意識してないのかもしれません。だからどうしても、例えばJOJさん&アールさんコンビの「対決」が耳を掠めてしまったりする。単体でみるとラミさん、はどさん双方がとても素晴らしいのは言うまでもないけど。       
        
4)JVJ、ジャヴェール、エポニーヌ&アンジョも含めてなんだけど今までの定番というか25年の中で築かれてきた定番の役解釈ををやぶろうとしている演出の意図があるのではないかなーとか思う。違うんですよね、とにかく。
 
5)エポニーヌの歌い上げ系は定番からするとかなり異端?だろうけど観客には大変受けていた。トイレ待ちのときにお話した若い子たちは口をそろえて「彼女のストロングボイスが凄く好き!」と言っていた。ふーんなるほど。
 
6)ラミ&ハドだけでなく俳優間のケミストリーみたいなものが余り感じられない。学生たちも今までに比べたらその点が薄い気がする。しかしレミの場合、One day moreとかDo you hear ・・とか役者間のケミストリーを最大限に、かつ自動的に引き出す名曲が備わってるのでその思いはあえなく消える。でも聞き終わるとまた沸いてくる。
 
7)要するにレミって作品としての完成度があまりに高いので個々の役者がどーのといった論理をふっとばしてるんじゃないか、そんな気もして仕方ない。演出家の意図もそんなところにあったりして。あえて型破りを試みているというような。特にWEやBWの役者が演出家の意図を外して演技することは考えにくいし。USツアーレミゼ新演出の舞台からはそういうのは一切感じなかったけどね。                                    
 
8)昨年10月も見たけどアダム・リンステッドのテナルディエ。このひと凄い良い。ヘタすると主役二人を食う勢い  よ。WEの役者のレベル高い。歌上手すぎる。演技も。ファントムどうよ!と思ったけど丸顔ってダメ?           
 9)フュイイ役のひと(スコットさん?)も凄くいい。外見ふつうすぎだけど歌&演技になると舞台上で浮いて見える。 3D化する。こぐまクリスが学生アンサンブルにいないとなんか魅力に欠ける(←単なる個人的嗜好だけど)