今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

アールせんせいファントムと「オペラ座の怪人」新演出ツアー3月13日ワールドプレミア舞台レポを書き足してます

過去記事ですが、アールせんせいファントムとJOJさんファントム3月13日のワールドプレミア舞台の感想を細々と書き足してますのでよかったら見てね!しかしかっこいいな。このJOJファントム。ろうそくの炎はリアルよ。時々前髪がぱらっと額にかかるところも素敵でした。

(Music of the Nightです。このあとクリスがベッドに誘導されるのよ。ひとり寝だけど(爆))
http://28.media.tumblr.com/tumblr_m1cku4hZtZ1qargrco4_500.jpg

それとひとこと付け足させていただきますね。今日いろいろと劇評をサーチしていたら「オペラ座の怪人」新演出ツアーのファンレビューが色々出てました。中でも私が非常に哀しく思ったのが「カルロッタが黒人なんておかしい」というコメント。中でも「オペラ座はライオンキングじゃない」とか「フランスが舞台でカルロッタはイタリア人なんだから黒人なんてあり得ない」等々の人種差別発言の数々には心底がっかりしました。英国って、シアターファンってそういうひと多いのでしょうか。アメリカでその種の発言をしたらそれなりの覚悟がひつようですけど英国ではそういうの許されちゃうんですかね。まあアジア人その他の人種(アングロサクソン以外ね)差別ネタのジョーク各種が揃ってる国ですけど。

このカルロッタは個人的には不満です。でもそれは黒人だからではなく単に実力が足りないと思ったからです。これはマダム・ジリーについても思いました。黒人のオペラ歌手はかの有名なキャスリーン・バトルをはじめ何人もいます。カルロッタを演じてもまったく問題ないでしょう。黒人だからイタリア人のカルロッタをダメっていう論理はこの場合、成り立たないです。そんなこと言ったらフランスのオペラ座の怪人はイギリス人やアメリカ人が演じちゃダメってことになりかねません。これはリアルじゃなくてあくまでも舞台なんです。

レ・ミゼラブル」に関しても同じことが言えると思います。ちょっと前の黒人のスキンヘッドのアンジョ、現エポニーヌのアレクシー、現アンジョのアジア系Liamなんかに対しても人種差別的なコメントを見たことがありますし、イラン系のラミンに対しても同様なのを見ました(これはオペラ座25thの前だけど)。

全ての舞台で人種ルックスを重視したキャスティングをやってたら役者が足りなくなって確実に質が落ちますし、それってやっぱりおかしいです。役者は常に舞台上のパフォーマンスで評価されるべきであって、肌の色や外見のみをとりあげてあれこれ言うべきじゃないです。上記のようなコメントを実際にキャストが眼にしたらどれだけ哀しい思いをするでしょう。そんな簡単なことにも考えが及ばないシアターファンには舞台を観る資格はない、わたしはそう思います。

ネット上で(他の媒体でも)あんな品のないコメントを眼にするのは本当にヤダ。そういうのはぜったいにやめて欲しいです。というかわたしにいろいろ情報を教えてくれるWE俳優さんのように「Haters, RIP!」(人種差別主義者よ、安らかに眠れ!)と言ってやりたい。言うけどね。