今日も明日もJOJさんとか色々と

ジョン・オーウェン=ジョーンズさんをLove&Watchしてます。その他のネタも多し。

「オペラ座の怪人新演出UKツアー3月13日World Premiere」舞台レポートPart 4~墓場にて~The Point of No Return~Final Lair①(ネタバレ注意)

そういえば書き忘れていたファントムのおようふくの話。Her Majesty時代はパフスリーヴのジャケットで全く似合ってませんでしたが(断言するか?)、今回の新演出ではJOJさんに似合うデザインに代わってます。ああ、ヨカッタ。ラインもきれいです。中はベスト。ちょっときつそうな感じがする。キケン。しかし中に着ているシャツの素材がちょっと安っぽいというか、現代っぽすぎる。袖の部分とかおとうさんが明日着るワイシャツみたい。もう少し、せめて「Love Never Dies」初期でラミさんが着ていた白ドレスシャツくらいのデザイン性が欲しい。似合うかどうかはべつとして(爆)。足元は滑らないタイプのビジネス靴みたいな感じでした。まあ動くからね。

さてPart3の続き。2本目のプレビュー開始までに書き終わるかな。むりだな。

「In the Graveyard ~墓場にて」
舞台上手、青いマントを受け取ってクリス、ダーエ家の墓所へ。25thRAHコンサートでのシエラの熱唱が未だ脳裏に残るこの曲「Wishing you were here somehow again」。あれは凄かったなあ。はっきり言って初日のコンサートはラミさんソロパートより凄い歓声が上がってましたから。ショーストップだったし。あれはシエラ一世一代の名唱だったと思います。まあ、それはともかくケイティ。彼女も凄くよかったので続き。

マントというかケープをかぶって、ネックレスをつけるクリスティーヌ。美しい。ダーエ家の墓所。セッティングはオリジナルとはだいぶ違う。十字架とダーエ家の墓碑。レリーフには文字とバイオリンのレリーフ(たぶん)。上手側に天使像。シエラ風の熱唱。ケイティステージ前に出てくる。歌い上げる。「Wishing you were here somehow again」。ネックレス(ロケットか)をひきちぎる。「Help me say good-bye・・・」で座り込み、墓碑にすがるクリス。

「Wandering Child」
JOJファントムの声が聞こえる。ああ、なんて優しく美しく響くんだ。どこにいる?天使像の影。帽子は無し。タキシード&マント定番。像の影からクリスに手を伸ばす。このファントムとクリスの二重唱!なんて表現したらいいのかわからない。この曲ほんとうに好きだ。いやぜんぶ好きなんだけど。「soul obey・・」そりゃobeyするだろ。

でもラウルがいる。「I am angel of Music」のファントムの声に引き寄せられるクリス、必死で止めるラウル。ファントムと争いになる。壁に押し付けられるファントム。わかものにはかなわない?でも火の玉攻撃がある。ぼんぼん飛ばす。日によって不発もあったけど割りと景気よく燃えている。火薬のにおい充満。ラウルがクリスをからくも連れ去る。ファントム怒る。「Let be war upon you both!」

今までずっと長い間「Music of the Night」がオペラ座の怪人というう作品のキモだと思ってきたけれど、新演出は完全にこれです。この曲に集約されてます。ローレンス・コナーの演出の意図がいちばん見えるのもここ!

両脇にバルコニー、カーテンがかかっている。ステージ前方に上手からアンドレ、ラウル、フィルマン、警官。
「Secure door」の掛け声とともjにドアをロック。ファントム確保を目指すラウルたち。しかしファントムの声がどこからともなく聞こえる。「I`m here・・」。おびえた部下が発泡。「Idiot!」ラウルが怒る。

ファントム「Seal my fate・・・Let my Opera begin!」なんという素晴らしい声。幕が上がる。

16世紀くらいの「レコンキスタ」時代のスペイン王宮のイメージのセット(というかスクリーン)。正しくは知らない。基調は赤。オリジナルよりさらにスパニッシュテイストになっている。テーブルとベンチ風の椅子。上手側が手前に来るように斜めに置かれている。テーブルの上にはロブスターとか海鮮もの(なぜ?)やらくだものやらお肉やらのごちそう。腰縄のダイハードな修道士2名ほかダンサーたちはオリジナルと余り変らない怪しさ。衣装もほぼ同じだったと思う。プレビューのときはこの修道士1名がファントムだった(仮面つけてた)。クリス、歌いながら下手側から登場。ブレスレットをもらってつける(イミフ)。

ファントム登場。「パサリーノ、Go away・・」。少しハイトーン気味のJOJさんの声。オリジナルはアタマからすっぽり布かぶってたけど、今回は軽めになっている。これはこのあとの演出のため。長かったらとても動けない。すっころぶに決まってる。ベスト、白シャツ(カフス付)、黒パンツ、フラットシューズ。マントは顔が隠れている。丈は短い。椅子に足をかけるファントム。クリスは上手側にいる。

ファントム、クリスにいちごを食べさせようとする。なんでいちご?メタファー違うでしょ。ファントム、後ろからクリスを素手で目隠しする。クリス、この時点でファントムだと気がつく。

「Silent・・Silent」の-t-のJOJ発音に萌える。映画版Gerryのこのシーンの人差し指立ても思い出す。このシーンの歌唱、本当にほんっとに素晴らしい。なんという快適な、というか快感を生む声なんでしょうか。脳内物質が増える気がします。特に中音域の少しビブラートを聞かせている声!!

ファントムとクリスティーヌが踊っている。ステップを踏んでいる。クリスティーヌを抱き上げテーブルの上に落とす。ファントム向こう側に回りこむ。クリス、テーブルの上でのけぞる。ドレスの右側のスリットが入ってて太ももまでぜんぶ見える。というか見せてる。「You have brought me・・」貴方が私をこの場所に連れてきた。

ファントムベンチに座る。クリスが近づく。テーブルの上にいるクリス(ちょっとお行儀悪い)、ファントムに向かい合い、ワイン杯を飲む。ファントムに杯を渡す。ファントムも飲み干す。非常に明確な「あのこと」の暗示。(これが「Love Never Dies」へ続く道となってます←あくまでも勝手な持論ね)

クリス、テーブルの上で踊る。「Passion Play」のフレーズのところでファントムが腕を伸ばす。「Sleeping bud・・」のところでファントムが抱いてクリスをテーブルから降ろす。「Past the point of no return・・」でふたたび踊る。

クリスが後ろから回りこみ、ファントムのマスクと鬘を取ってしまう・・「No!」

テーブルを飛び越えて逃げようとするファントム(危なげ)。しかし警官その他に囲まれてしまう。指輪を外し、クリスに渡そうとするファントム。anywhere you go let me go, too Christine, thats all i ask of・・で警官登場。大混乱の中、再びクリスの手をとってDungeonへ。

(文字数がいっぱいになってしまったので4月2日付の記事に続きます)