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5月17日(木)BW「The Book of Mormon」もう面白いのなんのってたいへんですわ、これ!(ネタバレ含む)

5/24追記:

昨日ここに載せた文章は削除しました。読んでくださった方々、ありがとうございます♪先方のブログオーナーさんにも幾つかの誤解は解いていただけたようでほっとしました。またいつの日か以前のように楽しくお話できる機会がくることを願ってます。もともと私は彼女のブログのファンですので。

さて「The Book of Mormon」についての感想。いつもいい加減な感想しかかけない私ですが、これはがっつり書きます(と決意してみる。)その前にまずモルモン教についての基礎知識:

WIKIより:
「モルモン書」古代アメリカ大陸に実在したとされる預言者モロナイの示現を受け、ジョセフ・スミス・ジュニアが実際に掘り起こしたという金の版でできた書物を翻訳したものとされている。1830年3月26日に最初の版が出版された。それは古代ヘブライ語(改良エジプト文字)であり、3分の1が神の力の助けにより英語に「翻訳」されたとされ、「モルモン書」と名づけられた。そして、その金板はモロナイに戻され、天に保管されているという。 

モルモン教1830年アメリカ合衆国にてジョセフ・スミス・ジュニアによって立ち上げられた新興宗教。本部は、アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ。宗教学上はキリスト教の新宗教に分類されている。伝統的な立場にあるカトリックプロテスタント正教会では公式サイトにて一致して異端と表明している。一般的には、モルモン教、あるいはモルモン教として知られており、モルモン崇拝をしているのかという誤解もあるが、そのあだなの由来は「モルモン書」という古代アメリカ大陸で記録された書物が「イエス・キリストについてのもう一つの証」として「聖書」と共に聖典として信じられているからである。

この「モルモン書」というのが「The Book of Mormon」です。つまり聖書と共に信者がよりどころとしている聖典です。この書物を手に世界各地に布教に赴くのが信者としての務め。白のワイシャツに黒いネクタイ、黒ズボン。白の靴下にビジネスシューズというのが定番スタイル。彼らはある年になると世界各地に布教活動に行きます。信者の使命として。その使命を受けたマジメで正直で純粋なワカモノ二人の物語。

現在最もBWでチケットがとりにくいのがこの作品。昨年度のトニー賞受賞作ですが、未だに人気が衰えていません。それもそのはず!強烈に面白い!スパイディみたいに大掛かりな仕掛けなどはなく、ひたすら脚本の面白さとキャストの演技と踊りと歌で見せてくれるミュージカルの王道みたいな作品ですが、なにせクリエイターがあの「サウスパーク」の二人です。もうジョークのセンスがよくて、風刺が効いてて、多少(かなり?)お下品で、おもしろいのなんのって。ミューでこんなに笑ったのはいつ以来だろう。

もともとBWの舞台は観客のノリがいいので雰囲気もすっごい楽しいんですけど、Mormonはもうそのあたりもさいこうです。私は下手側バルコニー席で見たのですが、もう周りのじじさま、ばばさま(なぜか全員シニア層だった)と一緒に大ノリで見ましたよ。もうほんとさいこうでした。おそらくこの調子なら来年までやってますのでぜひNYにこられるかたはみてくださいませ。余りこういうこと言う私ではありませんが、これはもうほんっとに面白いので!あ、でもそれはミュー観劇ベテランというか、ある程度の蓄積があるひと向けってことね。オペラならこの作品はワーグナーです。初心者向けとはいえない。とはいえ、何も知らなくても楽しめる気がする。主演二人はただ舞台に立ってるだけでおもしろいので。

キャスト: Elder Price - Andrew Rannnells    Elder Cunningham ー Josh Gad

冒頭、まず紗幕の向こうで預言者モルモンが登場。黄金のプレートに刻んだ「The Book of Mormon」を息子のモロナイに授ける。数世紀後、その預言書がジョン・スミス・jrによって発掘される。荘厳なシーンのはずなのになんか既に面白い。続いてMissionaryセンターのシーン。若者たちがMission(伝道)に出かけるトレーニングを行う場所。

3人の若者登場。日本でもおなじみの(?)信者獲得シーン。「あなたの人生に何か欠けていると思いませんか?」。そしてどんどん増えてくる。「The Book of Mormonで人生を考えよう!」

研修を終えた若者たちに「Voice」が次々と伝道のための赴任命令を出していく。二人一組。ノルウェー、フランス・・期待に燃えるPriceとCunningham。しかし彼らに出された命令は・・・なんとアフリカのウガンダ。唖然とする二人
空港シーン。二人の両親が見送りにくる。モルモン教は家族の結びつきが伝統的に強いこともあって涙ながらに
しばしの別れを告げる。で、いきなり登場の「ライオンキング」。アフリカに旅立つ二人にはこれがいちばん!と思ったお父さんからの贈り物。会場爆笑。ああ、なんか私が書いててもちっとも面白くないのですが、上記全て歌とダンスと爆笑演技で彩られててほんとに面白いんです。とくに曲!こっそりと「じぶんだけに特別の恵みがありますように・・(You and Me (But Mostly Me)」とか願っちゃったり(キリスト教的には許されない)。
           
さてウガンダに到着した二人。アメリカとの余りの違いにびっくり。ハンカチで汗をふくシーンですぐ「ハンカチ王子じゃん!」って思った私は古いですか?現地のひとびとが早速歌と踊りで歓待してくれる。「Hasa Diga Eebowal」。誘われるまま、同じように歌って踊る二人。終わってから歓呼する言葉の意味を聞いたら「○○○○You, GOD!」であることが判明。真っ青になる二人。村の少女、Naburungiが二人に与える注意事項。「窓は閉めておくこと。毒虫やさそりも来るし、ライオンも来るから」

狭いベッドで寝る二人。CunninghamはPriceと一緒にチームを組めたことが嬉しくて「俺たちベストフレンドだよね♪」と迫る。なんとか逃れたPrice。このあたりのやりとりも爆笑です。翌日さっそく二人は当地のセンターへ。そこにいたのはElder MiKinley。(続く)

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